ここでは「与えて下さるなら」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「与えて下さるなら」とは?
「与えて下さるなら」は、何かをもらえるのであれば、という意味になります。
目に見える対象だけでなく、時間や場所といったものでも構わず、「もう少し時間を与えて下さるなら、最後まで行うことができると思います」などという使い方になります。
このような、それをもらえればこのようにできるという用い方をするための表現で、丁寧な形になるので文章向けとなっています。
口語で使う時には少し崩した形の「〜いただけるなら」とするとよく、そちらでも意味は変わらず、ビジネスシーンで用いても問題のない表現です。
「与えて下さるなら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「与えて下さるなら」は、それがあれば何かができる、このようになるといった用い方のための表現になります。
よって、「必要な機材を全て彼に与えて下さるなら、問題なく完成させてくれると思います」のように、自分以外にそうしてもらえるのならという使い方をしても構いません。
この「下さるなら」とすると、先のように口語にはあまり向かなくなってしまい、そちらで用いる時にはその部分を「いただけるなら」、もしくは「もらえるのなら」とするとよく、この後者にすると少しカジュアルな使い方になります。
「与えて下さるなら」を使った例文
・『必要な開発資金を与えて下さるなら、年内には運用を開始できると考えています』
・『もう少しを場所を与えて下さるなら、作業がしやすくなり、その効率も上がると思います』
「与えて下さるなら」の類語や言い替え
・『与えてくれるのなら』
「与えてもらえるのなら」という形にすると少しカジュアルな形になると書きましたが、この「くれるのなら」とすると、更に崩した表現になります。
尚、元の形を含めたいずれも、「与えて」は付けずに使っても意味は変わらず、そちらにすると堅さがなくなり、口語でも普通に使うことができます。
まとめ
「与えて下さるなら」は、丁寧に何かをもらえるのなら、と使われる表現です。
「与える」は付けずに使っても構わず、「いただけるなら」、「もらえるなら」、「くれるのなら」の順で崩すことができるので、口語で使う場合や相手、シチュエーションなどによってそれらを使い分けてください。