「厳寒の折でございます」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「厳寒の折でございます」とは? ビジネス用語

ここでは「厳寒の折でございます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「厳寒の折でございます」とは?

「厳寒の折でございます」は、季節の挨拶表現の1つです。

この「厳寒」は文字通り、厳しい寒さを表す言葉で、用いる時期としては毎年1月21日頃の大寒を迎え、次の暦になる2月4日頃の立春までの間が中心になりますが、もう少し早く1月の中旬頃から用いて構いません。

立春を過ぎると実際にはまだ寒い中でもこの手の表現は使わなくなるため、そちらに注意してください。

用い方としては、「厳寒の折でございますが、お元気のことと存じます」のように、この後にご機嫌伺いになる文言を続けて冒頭の挨拶文を作ります。

そこまでを含めて定型的に用いるもので、個人的なメールや手紙のやりとりでよく使われています。


「厳寒の折でございます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「厳寒の折でございます」は、先のように個人的な文章に使われる挨拶表現ですが、語尾を削って「厳寒の折」とだけすると、ビジネスシーンにも活用できる形になります。

そちらではこの形で「厳寒の折、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます」といったような使い方をすることが多く、個人的に用いる場合にも締まった表現となり、年配の人を相手に使う時にはこちらの方が向いていることも多いです。

その形での使い方も含めて冒頭を飾るクッション文になりますが、「厳寒の折でございますので、お身体にはどうぞご注意ください」のようにすると、文末にもってくることもでき、このような使い方は個人的に用いる場合に向いています。


「厳寒の折でございます」を使った例文

・『厳寒の折でございますが、いかがお過ごしでしょうか』
・『厳寒の折でございますため、どうぞご自愛くださりますようお願い申し上げます』

「厳寒の折でございます」の類語や言い替え

・『大寒の折でございます』
暦で大寒を迎える1月21日頃から2月4日頃になる立春までの間は、その期間自体を「大寒」と呼ぶことがあります。

こちらの表現はそのような期間だという意味になり、使い方は一緒です。

よって、よく言い替え表現として用いられています。

語尾の「でございます」を外した形でも使えるという点も同様です。

まとめ

「厳寒の折でございます」は、1月の中旬から2月4日頃の立春にかけて使われる、季節の挨拶表現です。

厳しい寒さの中ですが、という意味になりますが、定型表現のためそちらはあまり気にすることはなく、この後にご機嫌伺いになる文言を続けて、冒頭や文末の締めの挨拶文にうまく使ってください。

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