ここでは「ご希望の価格」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご希望の価格」とは?
「ご希望の価格」は、このように使う相手が希望している価格という意味で用います。
「ご希望の価格はいかほどでしょうか」と、それがいくらなのかと訊ねるために使うことや、いくらなのかと分かっている状態で「ご希望の価格まで下げるのは難しいです」のように、それはできないなどと用いられています。
「ご希望」と丁寧な形にしているため、こちらが希望する場合ではなく、相手側のそれと使う表現になるので、これ以外の前後の文体も丁寧にするべきで、口語、文章は問わず用いられています。
「ご希望の価格」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご希望の価格」は、先のように、それがいくらだと訊ねる、または相手からいくらだと伝えられると表現です。
よって、挙げてきたようにいくらがその希望なのか、その価格まで下げられる、それはできないといったような使い方になりますが、「ご希望の価格とは開きがありますが〜」のような用い方をして、それとの差を話し合いで埋めていくといったように使うこともあります。
頭の「ご」を外して「希望の価格」とすると、こちらのそれがいくらだと用いる形になり、「こちらの希望の価格は○円です」のように使うことができます。
「ご希望の価格」を使った例文
・『こちらとしてはこれが精一杯ですが、ご希望の価格はいくらでしょうか』
・『ご希望の価格までお下げするのは難しいですが、○○円ではどうですか』
「ご希望の価格」の類語や言い替え
・『希望小売価格』
最近はあまり見なくなりましたが、この表現は発売元が定めた、いわゆる「定価」のことです。
ですが、小売店でそれを守って販売する義務はなく、それが3,000円ながら1割引きの2,700円でといったように売られている場合も多く見られ、逆に事情によってはそれより高く販売される場合もままあります。
まとめ
「ご希望の価格」は、相手側が希望する価格という意味で使われます。
それがいくらなのかと訊ねたり、そこまでは下げられないと使うなど、その意味で色々な用い方がある表現です。
頭の「ご」を外すと、こちらの希望するそれとして使える表現になります。