「活用させていただきます」の敬語とは?
言葉の使い方や敬語・言い換えを徹底解釈していきます。
「活用させていただきます」の意味
「活用する」は相手から頂いた物、製品、書類、資料等を自分が使うことを意味する言葉です。
「いただきます(頂きます)」は活用することを丁寧な表現にした言い方です。
注意が必要な事は「させていただきます」にあります。
「させていただく」は相手の使用許可、承諾を取った上での活用であるという事です。
「活用させていただきます」の敬語での使い方や表現方法
「活用させていただきます」はコミュニケーションやメール、郵便文書の両方で使用可能です。
また、社内・社外問わず、用いる事ができるフレーズです。
相手に承諾を取って活用する為、目上の方のみという制限はありません。
目下、年下の人や親しい人になら、「活用させてもらいます」と少しくだけた口調で良いでしょう。
一時的に借用の意味での活用なのか、コピーした資料の様に返却の必要はないのかは明確にしておきましょう。
社会人の中にも、一時的な借り物の本なのに、返却もせずに、そのままの状態の方もおられます。
物品や書物の場合には、こういったケースもよくある事なので、注意が必要です。
その為、一時的な借り物であれば、「XXまでに返却しますので、それまで活用させていただきます」というと、利用期間が明確になって、丁寧な表現になります。
相手がもう使わない、あるいはコピーだから返却の必要がない事が明確であれば、単に、「活用させていただきます」でも失礼にはなりません。
場所を使う場合にも可能です。
例えば、上司に「XX室を活用させていただきます」と言っても問題はありません。
今回、相手から使用許可を得て使うシーンに絞り、話を述べています。
つまり、相手から承諾を得て使う事に対するお礼の意味を含んでいるケースの「活用させていただきます」に特化した説明です。
相手の方にぜひとも活用してほしいと言う場合も用いる事はできますが、「ぜひ、活用して頂けないでしょうか」の様に表現を変える必要がありますので、ご注意下さい。
「活用させていただきます」の言い換えや使用例
・『大変貴重な資料を活用させて頂きます』
・『午後の打ち合わせにXXを活用させていただきます』
・『XXまでに返却しますので、それまで活用させていただきます』
使用例では異なったシーンで使える具体例を記載しました。
まとめ
共有で活用することは、物があふれることなく、有効利用なので、一見、単純に共有物使用と他人の物を拝借しての使用を混在しがちになっている場合も多々あります。
社内ならまだ許容範囲で許されるかも知れませんが、社外となると、自分の信用に関わってきます。
その為、利用の区別に注意して、上手く活用して下さい。