この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「寛大なご対応」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「寛大なご対応」とは?
「寛大なご対応」のフレーズにおける「寛大」の読みは「かんだい」で、「度量が大きく、思いやりがあること」を意味する言葉です。
「寛大」の熟語を構成する「寛」の漢字には「ひろい、ゆるやか」との意味があり、また「大」の漢字は言うまでもなく「大きい」ことを意味するので、「寛大」は「広くておおらかなこと」の意味となり、これを人の気持ちや、心に当てはめると先の意味となるのです。
また、「ご対応」は「状況に応じた対処」を意味する「対応」に、敬意を表す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。
したがって「寛大なご対応」のフレーズは、「思いやりがある対処」との意味で、敬語表現で使うことができるフレーズです。
「寛大なご対応」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「寛大なご対応」のフレーズは、ビジネス上で取引先の方や顧客に、何らかの迷惑をかけた場合の相手の方の反応に対して使われる表現です。
迷惑をかけた際には、相手の方が怒ることも少なくありません。
しかし、その迷惑を広い心で受け止めて、怒らずにこちらで何とか対処するや、急いでリカバリーしてくれればそれで良いと、冷静に応じてくれる場合もあります。
こうした迷惑を広い心で受け止めて応じてくれた場合に、「寛大なご対応をいただき、誠にありがとうございます」等と、一般的に感謝の言葉を付けてこのフレーズが使われます。
「寛大なご対応」を使った例文
・『寛大なご対応をいただき、厚く御礼申し上げます』
・『寛大なご対応をいただき、誠にありがとうございました』
「寛大なご対応」の類語や言い換え
「寛大」の類語としては「寛容」が、また「対応」の類語としては「対処」が挙げられます。
したがって「寛大なご対応」は「寛容なご対処」と言い換えることができます。
まとめ
「寛大なご対応」のフレーズは、「思いやりがある対処」との意味で、敬語表現で使うことができるフレーズです。
