寒い季節になると、ビジネスメールや手紙などでよく使われる表現が「酷寒の候」です。
しかし、この表現の意味や使い方、そして類語について詳しく知っている人は少ないかもしれません。
そこで今回は、「酷寒の候」について徹底的に解説します。
「酷寒の候」とは?
「酷寒の候」は、「こっかんのこう」または「こくかんのこう」と読みます。
「寒さが身にしみる季節になりました」という意味があり、冬至(12/21)から立春の前日(2/3)までの期間に使われます。
「酷寒の候」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「酷寒の候」は、ビジネスメールや手紙などでよく使われる表現です。
特に、冬の季節に相手への敬意を示すために用いられます。
しかし、この表現を使う際には注意が必要です。
まず、「酷寒の候」は1月中旬から1月下旬にかけて使うと良いとされています。
また、「酷寒の候」は改まった印象が強いため、ビジネスシーンや目上の人への手紙では適切ですが、親しい人への手紙では柔らかい挨拶に言い換えることが推奨されています。
「酷寒の候」を使った例文
・『拝啓 酷寒の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます』
・『拝啓 酷寒の候、〇〇様にはますますご健勝のことと存じます』
・『酷寒の候、大雪と聞いておりますが、お元気でお過ごしでしょうか』
「酷寒の候」の類語や言い替え
「酷寒の候」の類語や言い替えとして、「寒冷な季節」「厳しい冷気」「極寒の日々」などがあります。
まとめ
「酷寒の候」という表現は、冬季にビジネスメールや手紙でよく使われるものです。
しかし、その使用は1月中旬から1月下旬に限定されています。
また、「酷寒の候」は改まった印象が強く、ビジネスシーンや目上の人へ向けたコミュニケーションでは適切ですが、親しい人へ向けたコミュニケーションでは柔らかい表現に言い換えることが推奨されています。
このような点を理解して、「酷寒の候」を適切に使いましょう。