今さら人に聞きにくい表現もあるものです。
「立ち上がり」の正しい意味と使い方を見ていきましょう。
「立ち上がり」とは?
介護の分野で用いられる表現で、座っている状態から起き上がる動作をいいます。
また新しく入ったスタッフが長く職場で働いてくれるように、そっと支えることも表現しています。
自力で起き上がるのが難しい方をバックアップする、サポートするという意味で用いられています。
「立ち上がり」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
事故や加齢によって足腰が弱ってしまった方を、支える動作からきています。
リハビリや介護のシーンで使われることも多いですが、新人社員の育成のマニュアルとして用いられることも増えてきています。
一般的には研修や講座の場など、支える側が勉強するシーンで用いられています。
一方でこちらの言い方には「支えがないと、何もできない人」という否定的なニュアンスも。
誤解を与えてしまうことがないよう、本人の目の前で用いないように気を付けておきましょう。
「立ち上がり」を使った例文
・『介護資格を得るために、立ち上がりの介助を学びました』
・『新入社員の定着のため、立ち上がりについて勉強しました』
「立ち上がり」の類語や言い替え
同じような言い方に「過渡期」が挙げられます。
変化の頃合いを伝える言葉で、古いものから新しいものに移り変わっていく途中をいいます。
新しいルールに移行していく中で、色々なことが定まっていない状況をいいます。
このほか言い替えの表現に「立ち上がり動作」そして「新人育成」「新人指導」「メンター制度」が挙げられます。
「立ち上がり動作」は椅子に腰かけている状態から、移動するために立ち上がることをいい、介護の基本になっています。
また「新人育成」や「新人指導」は新入社員の成長のために、先輩や上司が心得ておく指導ポイント、心得をあらわします。
また「メンター役」というのは、新人サポートをおこなう実務者を設ける制度をいいます。
上司以外のお世話係がつくことで、きめ細やかなサポートが期待できます。
まとめ
「立ち上がり」をお伝えしました。
正しい言葉の意味を知って、仕事の場に役立ててください。