現在の進捗について、報告したい時があります。
「話が進んでいない状況です」の正しい使い方を見ていきましょう。
「話が進んでいない状況です」とは?
「話が進んでいない」とは、進展が見られないことをいいます。
「状況です」は大きな動きのない、現時点の様子をあらわしています。
話し合いや商談をおこなったものの、先方と意見の食い違いがあって、円満な解決を図れていない時に使います。
「話が進んでいない状況です」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
相手先企業がこちらの条件をのんでくれないなど、平行線のまま終わってしまうことがあります。
働きかけをおこなったのに、相手が首を縦に振ってくれない状況をあらわしているのが「話が進んでいない状況です」です。
上司から「A社の商談はどう?進んでいる?」と聞かれた時に、その場で即答するシーンで用いられています。
一方でこちらの言い方は、改まった席には向いていない表現です。
例えば「進展」という表現を使って「交渉をおこなっておりますが、目立った進展はございません」と言い替えるなど、紳士的な言い方に整えていきましょう。
もし打開案が欲しいのなら「ご教授いただけないでしょうか」とひと言添えると、上司としてもアドバイスしやすい雰囲気になります。
苦しい状況にチャンスを見出しながら、快適に働いていきましょう。
「話が進んでいない状況です」を使った例文
・『残念ながら、話が進んでいない状況です』
・『遺憾ながら、大きな進展はございません』
「話が進んでいない状況です」の類語や言い替え
似ている言い方に「頓挫しています」があります。
頓挫とは勢いが落ちてしまい、行き詰まることをいいます。
また「暗礁に乗り上げています」はある問題が起こって、円満解決できないことをいいます。
どちらも煮詰まっている、苦しい状況を指すので覚えておきましょう。
このほか言い替えの表現に「遺憾ながら、大きな進展はございません」があります。
「遺憾ながら」は「残念ながら」と同じように使えるビジネス語。
思い通りに進まなくて、残念に思う気持ちを示しています。
まとめ
「話が進んでいない状況です」をお伝えしました。
適切な表現を学んで、ビジネス敬語の達人を目指していきましょう。