返信にまつわる表現に、悩むことがあります。
「お返事は遅くとも」の使い方を見ていきましょう。
「お返事は遅くとも」とは?
「お返事」はある事柄に対する、答えをあらわします。
保留にした件に対する回答です。
また「遅くとも」は「どんなに遅くなっても」というニュアンスの表現です。
「こちらの件に対するお返事についてですが、遅くとも〜」という意味合いがあります。
「お返事は遅くとも」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
返答しなければいけない案件を抱えていると、気も焦るものです。
ただ保留にする時こそ、いつまでに返事をするのか明確な目安を伝えなければいけないものです。
「お返事は遅くとも」は「どんなに遅くなっても、〇日までに返事をします」と言いたい時に用いられています。
自分の行為に対して「お」を付けるのは不自然に思えますが「お返事」は尊敬語と謙譲語ふたつの役割を持っているので、正しい敬語といえるでしょう。
これからの予定を簡単に示しておくと、それまでの待ち時間を先方も有効に使えます。
お互いを思いやる、大人の仕事術を心がけていきましょう。
「お返事は遅くとも」を使った例文
・『お返事は遅くとも、木曜日までにいたします』
・『お返事は遅くとも、〇日となります。少々お待ちください』
「お返事は遅くとも」の類語や言い替え
似ている言い方に「後日お返事いたします」があります。
「後日」はこれからの日々をあらわす、抽象的な言い方です。
アポイント無しの営業マンが訪れてきて、対応に困った時に使いやすいです。
一方でやり取りの多い取引先には、使いにくい表現です。
「後日」とすると数日相手を拘束してしまうので、もう少し具体的にお伝えしたいもの。
「〇日までお待ちください」と伝えておきましょう。
このほか言い替えの表現に「〇日までにお返事いたします」が挙げられます。
「社内の者と相談します。
〇日までにお返事いたしますので、少々お待ちいただけますか」と引用してみましょう。
まとめ
「お返事は遅くとも」の使い方を見てきました。
それぞれの敬語を学んで、色々な言い回しを覚えておきましょう。
