ここでは「仰る通り」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「仰る通り」とは?
「仰る通り」は、言っている通りだという使い方になる表現です。
「その件は、仰る通りでございます」のような用い方になり、口語、文章は問わず使われています。
この例では直接その相手に用いていますが、文章で「そちらに関しましては、○○様の仰る通りだと思います」といったように、その相手、または誰かの言った通りだと使っても構いません。
このような用い方では、これより先に○○という人がそう言っていた(または文章にしていた)ことが条件になり、その通りだ、それが正しいという意味で用いています。
「仰る通り」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「仰る通り」は、「おっしゃるとおり」と発音します。
口語でも用いられる表現なので、漢字表記だけではなく是非この読み方も覚えておいてください。
尚、文章でこの「仰る通り」とすると堅く見えてしまうため、場合によっては「おっしゃる通り」と少し崩して用いることがあります。
そちらで使っても特に変わりはありませんが、ビジネスシーンで他社など対外的な相手に用いる時には、その堅さのある「仰る通り」とした方がいい場合が多く、相手によってそれらの表記を使い分けるといいでしょう。
「仰る通り」を使った例文
・『その○○に関しましては、仰る通りでございます』
・『確かに仰る通りなのですが、それでは少し厳しいとも思います』
「仰る通り」の類語や言い替え
・『お察しの通り』
こちらは、その相手が口に出したりどこかに記載したりしていないものの、想像している通りだという意味になります。
「そちらに関しましては、お察しの通りです」などと用いられ、相手がそう考えているだろうという推察の下で使うため、そこまでの会話や文面、またはこれまでの経緯などから、まずそうだと思っているいるからこそこのように用いることができる表現です。
まとめ
「仰る通り」は、その相手が言ったこと、または文章で示した内容について、その通りだという意味で用います。
口語、文章のどちらでも使われており、自分としてもそうだと思うと対象になる相手に意見に同調する時に用いる表現になります。