人とビジネスの会話をしていく中で不可欠な言い回しには、「早速でございますが」というものがあります。
話題の切り替えにはもってこいな表現として知られていますが、どう使っていくかや注意点などについてを確かめてみましょう。
「早速でございますが」とは?
すぐに物事を行うことの丁寧な表現で、前置きとなる話を切り上げて、すぐ本題に入っていく場合に使われます。
「早速でございますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
社内の会議や取引先との会談などを始める場合、まず挨拶などの業務とは無関係の会話がなされるものです。
それを早めに切り上げて本題に入らなければならない状況もありがちですが、その時に「早速でございますが」を用いて本題に切り替えていく使い方をします。
これを用いることによって参加している人々の注意を引き付けたり、時間がない状況や真剣に取り組んでいることをアピールすることもできるでしょう。
気をつけたいのは、挨拶などの前置きがあまりに長くなってしまった場合、「早速でございますが」と言うには無理が出ることです。
これを正しく使う場合には、挨拶などの前置きは早急に切り上げる必要があるでしょう。
「早速でございますが」を使った例文
・『早速でございますが、本題のほうに入らせていただきます』
・『早速でございますが、当プロジェクトのご説明をいたします』
「早速でございますが」の類語や言い替え
「早速で恐縮ですが」は、身も縮まるほど恐れ入ったり申し訳ないとの意味をもつ「恐縮」を使った丁寧な表現です。
「早速で申し訳ございませんが」は、丁寧にお詫びの気持ちを伝える「申し訳ございません」を用い、早速で済まない思いを強めている言い方となります。
また「矢継ぎ早ではございますが」という表現は、短い間隔で次々に素早い行動を行うことを表す「矢継ぎ早」を使ったものですが、それほど頻繁に使われることはありません。
まとめ
会談をする際に挨拶などは早々に切り上げて、本題に入っていく場合に「早速でございますが」を使うことができるのでした。
これを用いることで相手の注意を引き付けたり、時間がないことや、真剣に取り組んでいることも伝えることができるはずです。
もし言い換える場合には「早速で恐縮ですが」など、相応しいものを選び取ってみてください。
