上司に関わるフレーズとしては、「直属の上司に当たります」というものがあります。
これは通常2つの異なる意味合いを持っている表現です。
その意味とは何か、どう使うのかなどについてを確かめてみましょう。
「直属の上司に当たります」とは?
自分に最も近しい上司に接触して判断を仰いで対処することや、上司であることを紹介する時の表現です。
この場合の当たるとは、人と接触する、相当するなどの意味合いがあります。
「直属の上司に当たります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
職場で何らかのトラブルが発生すると、一般社員ひでは対処が難しいことはありがちです。
そのような時に「直属の上司に当たります』と言って、上司に接触し判断を仰ぐ使い方ができます。
また客人を直属の上司のところに案内した時に、上司に当たる人物であることを紹介するためにこのフレーズが用いられることもあるでしょう。
これを口頭などで言う場合、自分の直属の上司が誰かを確認して置く必要があります。
一般的には部長、店長、チーフ、リーダーなどが直属の上司である場合が多いでしょう。
対処の場合には「私では判断できかねるので」ような言葉を前置きする使い方が一般的です。
紹介の場合は「こちらが」など前置きの言葉を付けたり、その後に名前を口にして紹介する必要があります。
また「当たります」では敬語として不十分な場合もあるので、言い換えが必要かも知れません。
「直属の上司に当たります」を使った例文
・『一個人では判断できかるため、直属の上司に当たりますので、今しばらくお待ち下さい』
・『こちらが私の直属の上司に当たります、◯◯さんです』
「直属の上司に当たります」の類語や言い替え
「直属の上司に当たってまいります」は、行くや来るの謙譲語となる「参ります」を用いた、相手を敬う表現です。
「直属の上司に判断を仰ぎます」は、目上の人物に対して判断を求めるという意味があります。
紹介をする場合には、「直属の上司である」「直属の上司となる」と言ったほうが分かりやすいかも知れません。
直属の上司の部分については、単純に「上司」と言ったほうが伝わりやすい場合があります。
「上役」「私の上司」という事も可能です。
まとめ
上の人物に判断を求めたり、紹介をするにあたって「直属の上司に当たります」を使うことができるのでした。
「当たる」の意味は複数あるので、その理解が大切です。
また自分の直属の上司は誰なのかは、把握しておく必要があるでしょう。