ここでは、「ご存知の通り」について解説します。
「ご存知の通り」とは?
「ご存知の通り」は、相手がある事柄について知っていることを前提に用いられる言葉です。
「ご存じ」を使用することで取引先や目上の人に対しても使用することができる言葉になります。
相手が知っている内容について再度何かを付け加えたい時や念を押して説明したい時などに「ご存知の通り」を使用することでスムーズに話を進めることが可能になります。
「ご存知の通り」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスシーンにおいて、既にある事柄についての情報が共有されているなか、話を進める必要がある場合も少なくありません。
そういった状況のなか、再度、同じ話をする必要があるとき。
念を押して話をする必要があるとき。
そのような時に便利な言葉が「ご存知の通り」です。
この言葉を冒頭に用いることで、「みなさまが知っていることはわかったうえでお話させて頂きたい」といった気持ちを表すことが可能です。
そして、このフレーズを使用する際には1つ注意が必要です。
それは、確実に相手が情報を共有しているということがわかっているときのみ使用することです。
確実に相手が知っているとわからないときなどは誤解を招く可能性もあるため使用は控えます。
また、「ご存知の通り」を使用する際には、その後に続く言葉も丁寧な表現方法になるよう注意しなければなりません。
「ご存知の通り」を使った例文
・『ご存知の通り、今週末は地域清掃が行われます』
・『ご存知の通り、明日、当社主催のイベントが開催されます』
「ご存知の通り」の類語や言い替え
「ご存知の通り」は様々な言葉に言い替え使用することが可能です。
事情などを理解してもらえていることを指す場合には、「ご承知の通り」や「ご了承の通り」「ご理解の通り」「ご認識の通り」などに言い替え使用します。
また、広く知れ渡っている場合には「ご周知の通り」と言い替え使用します。
そのほか、カジュアルな言葉に言い替えた場合は、「知っているとは思いますが」や「わかっているかと思いますが」などに言い替えることも可能です。
まとめ
以上のように、相手が知っていることについて話を進める際に便利な言葉が「ご存知の通り」となります。