ここでは「差し支えなければ、私が代わりにご用件を承ります」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「差し支えなければ、私が代わりにご用件を承ります」とは?
「差し支えなければ、私が代わりにご用件を承ります」は、このように使う相手が本当は別の人を頼って尋ねてきた、または電話してきたといったシチュエーションにて、その人が居ない、席を外しているなどの理由から、この「差し支えなければ、私が代わりにご用件を承ります」と使い、自分が変わりに用件を聞きます、と伝えるために用いられています。
それがどのような内容なのかこの時点では分からないため、あくまで用件を聞くとだけ言っている表現になりますが、それ次第では自分でも対応ができるという意味も含まれています。
「差し支えなければ、私が代わりにご用件を承ります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「差し支えなければ、私が代わりにご用件を承ります」は、その人から見て目的の相手ではないが、それでもよければ自分が用件を聞きます、と言っている表現になります。
よって、その相手ではないと分からない話だったり、その人しかできない何かの作業が絡むような場合には、こう使われても「○○さんでないと難しいと思いますので〜」や「それには及びませんので〜」などという返答になることが多いですが、この表現を使って失礼になることはないため、ビジネスシーンでは他社など対外的な相手に用いることが多いです。
「差し支えなければ、私が代わりにご用件を承ります」を使った例文
・『○○は今席を外していますが、差し支えなければ、私が代わりにご用件を承ります』
・『申し訳ありませんが、○○は外出中です。差し支えなければ、私が代わりにご用件を承りますのでおっしゃってください』
「差し支えなければ、私が代わりにご用件を承ります」の類語や言い替え
・『差し障りありませんでしたら』
この「差し障り」とすると、問題がないようでしたら、という意味になります。
「差し障りありませんでしたら、お名前をお聞かせいただけますか」のような使い方をする表現なので、少し用い方は異なりますが、こちらもビジネスシーンでそのように相手の名前を聞いたり、「差し障りありませんでしたら、事情をお聞きしてもよろしいでしょうか」といったように使われています。
まとめ
「差し支えなければ、私が代わりにご用件を承ります」は、目的の相手ではないものの、自分でよければ用件を聞きます、と伝えるための表現です。
親切心から用いることになり、その相手でないと分からない内容の場合にはあまり意味がないものの、そのような気持ちだけは伝えることができるでしょう。