ここでは「それならば」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「それならば」とは?
「それならば」は、そういうことなら、という意味になります。
「○○は売り切れでしたか。
それならば、代わりに△△を買ってきてもらえませんか」のような使い方になり、この場合は○○が売り切れということなら、と用いています。
あまり丁寧な表現ではないため、先の使い方のように比較的軽い用い方になり、ビジネスシーンにはあまり適していませんが、相手が同僚や部下であればそこまで気にせずに使うことができます。
ただし、他社など対外的な相手には向いていないので注意してください。
「それならば」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「それならば」は、先のように、何かしらの事情があり、そのためにそうすることにする(しよう)という使い方になります。
よって、「彼は今日はお休みですか。
それならば、○○さんにお願いすることにします」といったように用いられますが、前述したように、友人や同僚といったフランクな話し方ができる相手に向いている表現です。
ビジネスで用いる場合、「そうでしたら」と言い替えるのが通例で、そちらであれば相手を問わず、失礼になることはありません。
そのため、そちらも併せて覚えておくといいでしょう。
「それならば」を使った例文
・『○○の予約はとれませんでしたか。それならば、当日に直接行ってみるしかないですね』
・『そういうことがあったのですか。それならば、到着が遅れたのも仕方がないことです』
「それならば」の類語や言い替え
・『それであれば』
この「それであれば」を縮めた表現が、ここで紹介している「それならば」になると考えていいでしょう。
「それであれば」を早口で発音するとこの「それならば」となることから、そこから転じて作られた表現で、これは英語で“I am”(アイアム)を同様に縮めて“I’m”(アイム)としても同じ意味になることによく似ています。
まとめ
「それならば」は、そうであるなら、という意味で使われています。
何かしらの事情があったため、そういうことなら、という使い方になり、丁寧な表現とは言えないため、ビジネスでは「そうでしたら」などと言い替えて使われることが多いです。