「晴れて鴛鴦の契りを結ばれる」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「晴れて鴛鴦の契りを結ばれる」とは?
「晴れて鴛鴦の契りを結ばれる」は、正式に夫婦になることを言い表した言葉です。
このように表現する事は稀ですが、「鴛鴦の契り」は「おしどりのちぎり」と読みます。
これは、「鴛鴦之契」と書いて「えんおうのちぎり」という四字熟語にすることもあります。
「おしどり」は、仲睦まじいことを比喩表現する際に使用されます。
これを「晴れて鴛鴦の契りを結ばれる」とすれば、夫婦の契りを結ぶことを表現する言葉になるのです。
なお、「晴れて」は、「正式に」や「公然と」との意味を持ちます。
また、「結ばれる」は「結ぶ」を尊敬語に言い換えたものです。
「晴れて鴛鴦の契りを結ばれる」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「晴れて鴛鴦の契りを結ばれる」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたの上司が結婚することになったとします。
その相手と長い間交際していたことは、周囲の誰もが知っていたのでした。
このような場合には、「晴れて鴛鴦の契りを結ばれることになったのですね」と述べるとよいでしょう。
これにより、正式に結婚することになったことを、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「結ばれる」の使い方に注意しましょう。
これは尊敬語の表現ですが、受動表現と誤認しやすいものになっています。
そのため、どちらの意味で使用しているのかを、周囲の文脈から判断する必要があるのです。
誤解を与える表現にならないように、相手が判断できるような言葉を組み合わせて、使用するとよいでしょう。
「晴れて鴛鴦の契りを結ばれる」を使った例文
「晴れて鴛鴦の契りを結ばれる」を使った例文を挙げます。
例文のように、語尾を付け加えて文章を完成させると、自然な印象の表現を作成できるのです。
・『晴れて鴛鴦の契りを結ばれることになりました』
・『晴れて鴛鴦の契りを結ばれることになったのですね』
・『晴れて鴛鴦の契りを結ばれるとは思いませんでした』
「晴れて鴛鴦の契りを結ばれる」の類語と敬語での言いかえ
それでは「晴れて鴛鴦の契りを結ばれる」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「晴れて鴛鴦の契りを結ばれる」の類似表現
「晴れて鴛鴦の契りを結ばれる」の類似表現には、「晴れて夫婦の契りを結ばれる」があります。
「鴛鴦の契り」を「夫婦の契り」と置き換えても、同じ意味の表現として成立するのです。
「晴れて鴛鴦の契りを結ばれる」の敬語表現
「晴れて鴛鴦の契りを結ばれる」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「晴れて鴛鴦の契りをお結びになる」のように言いかえできます。
まとめ
このように「晴れて鴛鴦の契りを結ばれる」は、正式に夫婦になることを言い表した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。