この記事では、「ご案内いただきたく存じます」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「ご案内いただきたく存じます」とは?
「ご案内いただきたく存じます」は、「ある場所を見せて回ってほしいことの丁寧な表現」「情報を伝えて欲しいことの丁寧な表現」の2つの意味があります。
「ご案内+いただき+たく+存じます」で成り立っている語で、「ご案内」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「案内」は「道や場所を知らない人をそこに導くこと」「事情やようすなどを知らせること」、「いただき」は「もらう」の謙譲語「いただく」の連用形、「たく」は希望の意味の助動詞「たい」の連用形、「存じます」は動詞「思う」の謙譲語「存ずる」の連用形「存じ」に、丁寧語「ます」が付いた語、全体で「ある場所まで言導いてもらいたいと思う」「情報を知らせてもらいたいと思う」の敬語表現になります。
「ご案内いただきたく存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご案内いただきたく存じます」は、他社や施設などを視察・見学したい時、相手が主体となっているものごとの情報を知りたい時などに使われます。
「案内」には2つの意味があるので、シーンに応じて使い分けます。
お願いする表現ですので、「お忙しいところ恐れ入りますが」などのクッション言葉を使いましょう。
「ご案内いただきたく存じます」の正しい文章表現
「ご案内いただきたく存じます」の正し文章表現は以下の通りです。
・『ご案内いただけますと幸いです』
「いただけ」は「いただく」の可能形「いただける」の連用形、「ます」は丁寧語、「幸いです」は「〜とありがたい」の丁寧語、全体で「案内してもらえるとありがたい」の敬語表現になります。
「ご案内いただきたく存じます」を使った例文
「ご案内いただきたく存じます」を使った例文は以下の通りです。
・『当日は是非施設内をご案内いただきたく存じます』
・『面接の日程が決まり次第ご案内いただきたく存じます』
・『展示会の詳細が決まりましたらご案内いただきたく存じます』
「ご案内いただきたく存じます」の類語や言い替え
「ご案内いただきたく存じます」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『ご案内いただけますようお願い申し上げます』
・『ご連絡のほどよろしくお願い申し上げます』
・『お知らせいただければと存じます』
まとめ
今回は「ご案内いただきたく存じます」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
