この記事では「不覚にも」について解説をします。
「不覚にも」とは?意味
油断して失敗してしまう、思わずそうなってしまうという意味です。
「不覚」には4つの意味があります。
1つめは、思わずそうなることです。
特に意識をしていなかったのに涙が出てしまう、といったことをいいます。
2つめは、注意を怠り失敗すること、またそのさまです。
敵は弱いだろうと油断をしてしまった、といったことをいいます。
3つめは覚悟がしっかり決まっていないこと、またそのさまです。
4つめは愚かなことです。
「不覚にも」という場合は、思わずそうなること、または油断をして失敗することという意味で用いています。
「不覚にも」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、思わずそうなってしまったときに使用をします。
たとえば、Aさんが先輩から誕生日プレゼントをもらったとします。
いつも厳しい先輩なので、Aさんは自分は嫌われているのかなと思っていました。
そんな先輩からプレゼントをもらったので、うれしく思いました。
このとき、自分では意識していなかったのに、うれしさのあまり涙が出てしまいました。
このような状態を指す言葉です。
涙を流して、先輩は驚いたことでしょう。
恥ずかしさもあり「不覚にも泣いてしまいました」とAさんはいいました。
こういった使い方のできる言葉です。
また、失敗するという意味でも使われます。
商品の写真撮影をしなければならなかったのですが、その商品があまりにもおいしそうだったので、写真を撮る前に食べてしまいました。
このことを「不覚にも撮影をする前に食べてしまった」といいます。
この言葉だけで使うことはなく、先の例のように後に言葉を続けます。
「不覚にも」を使った例文
・『不覚にも涙を流してしまいました』
「不覚にも」の返答や返信
どのような状況なのか、この後にどのような言葉が続くかによって、返答の内容が変わります。
泣いてしまったという場合、泣いている人が目の前にいれば、慰めたり、あるいはそっとしておいたりするとよいでしょう。
失敗をした場合は、笑えるような失敗であれば笑い話にしてしまうこともあります。
まとめ
この言葉は、思わず何かをしてしまったことや、油断をして失敗することを意味します。
この後に言葉を続けて使ってください。