この記事では「ご見解を賜りたく存じます」について解説をします。
「ご見解を賜りたく存じます」とは?意味
どう考えているのか教えて欲しい、という意味です。
「ご見解」は「見解」に「お」をつけて、敬意を込めた言い方にしています。
「ご」を他人の行為や持ち物などを表す言葉につけると、その人へ尊敬の意を示す表現になります。
「見解」は物事に対する考えという意味です。
よく考えた結果をまとめあげたものをいいます。
「たく」は話し手の希望を表す語です。
「存じ」は「思う」「考える」の意の謙譲語になります。
「存じます」の形で、改まった気持ちを丁寧に伝える意味で用いられることもあります。
「ご見解を賜りたく存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある事柄に対して他人がどう考えているのかを知りたいときに用います。
考えを知りたいときには尋ねてみましょう。
しかし、尋ね方によっては責めているように聞こえてしまいます。
たとえば、「ご見解を述べてください」という言い方だと、上から目線でものを言っているように感じられるし、相手を責めているようにも感じられます。
このように言われた側は嫌な思いをするかもしれません。
「ご見解を賜りたく存じます」の場合は、話し手の希望を伝える形で「こうして欲しい」という意を表しています。
敬意を込めた表現をしており、上から目線でものを言っているのではありません。
このような言い方ならば失礼ではないです。
「ご見解を賜りたく存じます」を使った例文
・『お忙しいところ恐縮ですが、ご見解を賜りたく存じます』
「ご見解を賜りたく存じます」の返答や返信
ある事柄に対しての考えを知りたいようなので、その事柄に対して自分はどう考えているのかを伝えてください。
よく考えてみないと、自分の考えをまとめられないこともあると思います。
そういったときは、時間を必要とすることを伝えてください。
すぐに返答がないと相手は不安になってしまうので、時間が必要であると一言断っておきます。
まとめ
この言葉は、ある事柄に対して他人がどう考えているのかを知りたいときに伝えるものです。
伝え方によっては責めているように聞こえるので、言葉の選び方に気をつけてください。
