「傍若無人」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「傍若無人」とは? ビジネス用語

人目をはばからず騒ぐ人々を見かけるのは珍しくないですが、それについて「傍若無人」と言い表すことがあります。

これはとても古風な言い回しですが、意味や読み方などで間違いやすい表現です。

傍若無人の正しい意味と使い方に、迫ってみましょう。

「傍若無人」とは?

他人のことをまるで気にかけることなく、好き勝手に遊んだり騒ぐ様子を表している四字熟語です。


「傍若無人」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

学生が大騒ぎしながら遊んでいたり、大人が公の場で無礼に振る舞っている場面があります。

そのような他人の目をはばからず遊び騒ぐ人々を「傍若無人」と言い表すのが通常です。

これを使って無作法な態度にならないよう警告したり、本人に注意したり、無礼な態度を説明するなどの用法ができるでしょう。

説明に用いる時には「若者の」などのように誰が傍若無人かを明らかとし、その後にどんな無礼な行動があったか加えるのが良いです。

注意に使う場合は、気をつけるべき事柄を併せて述べることができます。

この四字熟語は紀元前の秦の時代の刺客が、日々酒を飲んでは遊び騒いで暮らしていたとの故事に由来するものです。

したがって暴力を振るう意味は無いので、間違わないようにしましょう。

また無人は「ぶじん」であり、「むじん」と間違いやすいので気をつけてください。


「傍若無人」を使った例文

・『河川敷でどんちゃん騒ぎする大人たちの、傍若無人さに腹が立ちました』
・『お客様に対して傍若無人な態度にならないよう、注意してください』

「傍若無人」の類語や言い替え

「傍(かたわ)らに人無きが若(ごと)し」は、この四字熟語を訓読した言い方です。

「傲慢不遜」は、威張って人を見下し、人を敬わないことを表します。

「眼中無人」は、おごり高ぶって、他人を考えに入れない行動をすることです。

「厚顔無恥」は、周りの迷惑をかえり見ない、図々しい態度を示します。

「傲慢無礼」は、おごり高ぶり、他人に礼儀のない態度を取ることです。

「自分勝手」は、人の迷惑などは考えず、自分の都合だけで行動することを表します。

「やりたい放題」は、傍若無人に振舞うことです。

まとめ

人のことは考えないで好き勝手に遊び騒ぐことを、「傍若無人」と表現できるのでした。

これは暴力を振るう意味はないことや、誤読をすることには気をつけてください。

「自分勝手」など言い換え候補は色々とあるので、場面に応じて違った表現も考えてみましょう。

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