ここでは「重ねて感謝いたします」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「重ねて感謝いたします」とは?
「重ねて感謝いたします」は、何かに対してお礼を伝えた後、もう一度お礼をするという使い方になります。
文章向けの表現で、例えば、「○○の件、どうもありがとうございました」とした後に、何か違う話題になり、それからにまた「○○の件につきましては、ここに重ねて感謝いたします」と用いることができます。
この時には、その○○の件にそれだけ感謝しているという使い方になり、何かに対するお礼の後で、もう1つお礼を言いたいことがあるといった場合にもうまく用いることができます。
「重ねて感謝いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「重ねて感謝いたします」は、先のような別件に対するお礼としてもよく用いられます。
その場合、「先日の○○ではどうもありがとうございました。
また、△△に関しましても重ねて感謝いたします」といったような使い方になることが多いです。
また、1つのことに対して「○○の件にて重ねて感謝いたします」などと用いることもでき、この使い方ではその件にとても感謝しているという意味になり、それに対して二度、三度とお礼を言いたいほどそう思っているといった解釈になります。
「重ねて感謝いたします」を使った例文
・『以前の○○に続きまして、この度の△△の件にも重ねて感謝いたします』
・『○○の件では大変お世話になりました。ここに重ねて感謝いたします』
「重ねて感謝いたします」の類語や言い替え
・『重ねてお礼申し上げます』
この「お礼〜」としても意味としては一緒です。
よって、言い替えに使うことができますが、2つの件に対して用いる時には、最初は「ありがとうございました」や「お礼申し上げます」、次に「感謝いたします」といったように使うものなので、こちらを使うのであれば、最初を「ありがとう〜」や「感謝〜」とすると適した用い方になると考えてください。
まとめ
「重ねて感謝いたします」は、同じことに対してもう一度お礼を伝える、またはそれとは別の件へのお礼として使われています。
1つの件に対して何度もお礼を伝えたいくらい感謝しているという意味でも用いられることがあり、いずれの場合も文章で使われている表現です。
