ここでは「穏やかな」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「穏やかな」とは?
「穏やかな」は、平穏な状況を表す言葉です。
挨拶文に使われる場合には、「穏やかな気候の中~」や「穏やかな秋晴れの日が続きますが~」などと特に暑くも寒くもないシーズンに用いられることが多く、そのような時期の挨拶文で見掛けることがあります。
この「穏やかな」という言葉が合う対象であれば使える表現のため、「穏やかな海の様子」や「相場が穏やかな動きを~」のような使い方もできるので、意味さえ合えば用い方は様々です。
特にいつもと変わらない様子といった解釈もできるので、「穏やかな生活を~」や「穏やかな心で~」などの使い方をしても問題なく、日常会話でも度々聞く言葉です。
「穏やかな」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「穏やかな」をビジネスで用いる場合、先のように挨拶文の中が多いです。
「穏やかな気候の中、いかがお過ごしでしょうか」といったような使い方はビジネスだけでなく、友人同士の手紙の冒頭に使う表現としても合っています。
また、平穏な状況の表現という意味を活かして、「例の件はあれからはずっと穏やかな様子です」などと、何かの状況がこれという問題もなくしばらく変わっていないといった使い方もできます。
逆に「穏やかではない」とすると、状況的にうまくいっていない、揉めている状況だという表現になり、ビジネスではこちらの形でもよく使われています。
一例として、「相場が穏やかではない」と使えば、それが思った通りに動いていないことを表現しています。
「穏やかな」を使った例文
・『穏やかな季節の中、健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます』
・『長く穏やかな相場が続くと、投資した意味がないかも知れない』
「穏やかな」の類語や言い替え
・「和やかな」
「なごやかな」と発音し、意味は「穏やかな」と同じく、平穏な状況の表現ですが、「和やかな雰囲気で何よりです」のように、その場の“空気”が平穏だと表す使い方に向いています。
・「のどかな」
漢字では「長閑な」と記載しますが、文章で使う場合でもそちらはあまり用いません。
この表現は意味は平穏な状況と同じながら、主に天気や気候、自然の様子などを表す場合に使います。
そのため、「のどかな天気」や「のどかな森の中」などという用い方が多くなり、ビジネスではあまり見聞きすることはありません。
まとめ
「穏やかな」は何かの様子が平穏だと表すために用いる言葉です。
この言葉でそうだと表すことができる対象がとても多いので、色々な場面で使うことができ、ビジネスシーンでも失礼になることなく使うことができます。