ここでは「なりますこと」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「なりますこと」とは?
「なりますこと」は、何かがどうにかなることについて使われる表現です。
例えば、「こちらの色は赤になりますこと、ご了承ください」などと用いられており、その部分は赤になることを了承して欲しいと言っています。
このように、そうなることについて分かって欲しいと用いる場合がほとんどで、ビジネスシーンでも「この製品の納期は約2ヶ月となりますこと、予めご了承ください」のような使い方が見られます。
丁寧にそういったことを伝えるために、BtoCの場面でもお客様を相手に何かを知らせるために用いられることがあります。
「なりますこと」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「なりますこと」は、そのようになるので、という意味で使われています。
ビジネスでは「○日より夏季休暇に入ってしまいますので、メールへのお返事は△日以降になりますこと、どうぞご了承ください」といったような用い方もよく見られ、一方的にそれを了承して欲しいという使い方がほとんどになります。
それをできるだけ丁寧に伝えるために用いられると考えてよく、そのためにビジネスシーンでも問題なく使うことができます。
堅い表現になるので、それ以外のシーンでは官公庁などでお知らせに使うような場合がまま見られます。
「なりますこと」を使った例文
・『こちらの製品は在庫限りで販売終了となりますこと、お伝えさせていただきます』
・『○日をもって△△支社は閉鎖になりますこと、お知らせいたします』
「なりますこと」の類語や言い替え
・『ございますこと』
こちらは何かをそうであるということを伝える際に用いられます。
「○○につきましては、いくつか注意点がございますことを最初にお伝えいたします」のように使われており、「なりますこと」と似た用い方ができる場合もあり、「○○は△△に変更になりますこと、ご承知おきください」は、「○○は△△へと変更がございますこと〜」と言い替えることができるという具合です。
まとめ
「なりますこと」は、そういうことになると伝えるための表現になります。
一方的にそうなると用いる表現になり、それを丁寧に了承して欲しいといった意味で使われることが多く、ビジネスシーンでも問題なく用いられています。
