ここでは「恐れ多い限りです」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「恐れ多い限りです」とは?
「恐れ多い限りです」は、このように使う側にとって、とてももったいないことだという意味になります。
自分より年齢や立場が上の相手から、すごい能力を持っていると言われたような時や、褒められたような時に、「それは恐れ多い限りです」のように使う表現になり、そのような言葉は自分にはもったいないと言っています。
「恐れ多いです」という形で用いられることも多く、そちらにすると少し意味が軽くなりますが、同様に自分にはもったいないとその相手にそこまで畏まらずに伝えることができます。
「恐れ多い限りです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「恐れ多い限りです」は、先のように、その言葉が自分にはもったいないものだと謙遜して使う表現です。
ビジネスシーンではそれ以外に、何かの立場、役職を与えられたような時にも「そのような役職は私には恐れ多い限りですが、精一杯努めさせていただきます」といったような用い方をすることがあります。
この場合、自分にはもったいないながら、精一杯頑張って努めますと伝えており、謹んでそれを受ける、と使っていると考えてください。
この手の使い方の場合も「恐れ多いです」としても構いません。
「恐れ多い限りです」を使った例文
・『そのようなお言葉をいただけるとは、恐れ多い限りです』
・『リーダー職は私には恐れ多い限りですが、頑張って努めていきたいと思っています』
「恐れ多い限りです」の類語や言い替え
・『大変恐縮です』
この「恐縮は」は、恐れ多いという意味になるため、同様に使うことができます。
よって、言い替えに用いられる場合も多いですが、ビジネスシーンで何かの立場や役職を与えられたような時に使うにはあまり向いておらず、何かの言葉をかけられたという時の置き換えによく用いられています。
まとめ
「恐れ多い限りです」は、そのような言葉、または立場や役職は自分にはもったいないという意味で用いられています。
謙遜から使うことになり、「〜が、頑張って努めさせていただきます」といったように用いると、その立場などを受ける際に丁寧に下から謹んで、という意味で使っていると考えていいでしょう。
