誰かを励ます場面で使われるのが「温かい叱咤激励の言葉」という表現です。
これは「叱咤激励」の意味を知って置く必要があり、注意すべき表現でもあります。
その用法などを考えてみてください。
「温かい叱咤激励の言葉」とは?
大声で叱りつけ奮い立たせる励ましの言葉の意味をもつ四字熟語「叱咤激励」を用いて、気持ちや思いやりのある励ましの言葉があった状況を表します。
「温かい叱咤激励の言葉」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ある人が失敗し挫けそうになったり、急な事故や病気で挫折を味わったり、急にやる気を失うなどの出来事があります。
そのような状況に、「温かい叱咤激励の言葉」を用いることが適切です。
自分が目上から叱咤激励を受け取った時や、誰かが人を叱咤激励をするよう促すなどの時に使うことができるでしょう。
その際には「をいただきまして感謝に堪えません」など、感謝の気持ちも併せることができます。
また「温かい叱咤激励の言葉をお願いします」などのように、人にお願いする用法も可能です。
ただし「叱咤激励」は目下や同等に使う表現で、目上に使うことはできないことに注意してください。
また「叱咤激励」は大声で叱る意味があって粗暴な印象なので、人を励ますに相応しくないとの意見もあるので、言い替えも考えてみましょう。
「温かい叱咤激励の言葉」を使った例文
・『このような温かい叱咤激励の言葉をいただきまして、感謝に堪えません』
・『それでは◯◯様、温かい叱咤激励の言葉をお願いいたします』
「温かい叱咤激励の言葉」の類語や言い替え
「温かいご指導ご鞭撻の言葉」は、思いやりがある教え導きと、厳しい指導の言葉を表します。
「温かい応援の言葉」は、思いやりある励ましや助けになる言葉のことです。
「温かい励ましの言葉」は、気持ちのこもった、元気や勇気を与える言葉を表します。
「温かい声援」は、思いやりのある励ます声のことです。
「心のこもった応援の言葉」は、気持ちを込めた励ます言葉を意味します。
「心からのエール」は、心の底からの応援の言葉のことで、他よりカジュアルな印象です。
まとめ
思いやりある力強い励ましの言葉を意味するのが、「温かい叱咤激励の言葉」という表現なのでした。
これは目上に使えないこと、粗暴な印象があることなどに気をつけてください。
「心からのエール」など、別の表現も考えてみるとよいでしょう。