ここでは「業務を通して」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「業務を通して」とは?
「業務を通して」は、業務として行っている内容から、という意味になります。
それによって、と用いることになり、「この方法は業務を通して学びました」などと使われています。
この場合、業務として行っていることからそれを学んだと言っており、この手の用い方になる表現です。
「この業務を通してPCのスキルがついた気がします」のように、それによって何かしらのスキルをつけることができたといった、OJTによって、といった意味になる使い方をすることが多く見られます。
「業務を通して」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「業務を通して」は、少しだけ形を変えて「業務を通じて」と使われることもあります。
意味としては一緒ですが、こちらだと「この業務を通じて感じたのは〜」のような用い方に向いている表現になります。
その業務の内容から感じたのは、と言っていることになり、「〜通して」としても解釈は一緒ながら、表現としてスムーズな使い方になります。
先ほどの例のような、OJTによって、という用い方になる時には元の「〜通して」の方が同じように向いている用い方です。
「業務を通して」を使った例文
・『こちらの業務を通して、作業工程を立てる難しさが改めて分かった気がします』
・『一連の作業を業務を通して思ったのは、もう少し効率よくできたのでは、ということです』
「業務を通して」の類語や言い替え
・『業務を介して』
こちらでもよく似た意味になり、「この方法はこれまでの業務を介して覚えました」といったような使い方に向いています。
「〜通して」や「〜通じて」としても意味が通りますが、特にOJTによるものだという場合には適している表現で、そちらとして使う時に「〜通じて」と共によく用いられています。
まとめ
「業務を通して」は、その業務の内容から、という意味で使われています。
それによってこのようなことを学べた、覚えることができたといった用い方や、そこから感じたことなどを述べる時に使われており、OJTによるものだと用いる場合には「〜通じて」や、類語として挙げた「〜介して」ともよく使われます。
