失礼のない日本語なのか、確かめたくなる言葉もあるものです。
「お体を損なわれる」の適切な使い方と類似表現を調べていきましょう。
「お体を損なわれる」とは?
この場合の「お体」とは相手の体調をいたわる言い方です。
また「損なわれる」とは健康を損なうという解釈ができます。
怪我をしていつものコンディションでなくなること、病気にかかって体調不良になることをイメージしています。
そのため「お体を損なわれる」で「体調を崩されて」このような意味があります。
心配と気遣いの気持ちがあふれている、丁寧な言い方といえるでしょう。
「お体を損なわれる」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ご遺族を励ます時によく用いられるのが「お体を損なわれる」という言い方です。
あまりに突然の訃報がはいってきて、がっくりされている方に用いていきます。
「気を確かになさってください」とお伝えしたい時に取り入れていくといいでしょう。
訃報が入るとつい亡くなられた方のことにスポットが当たりますが、本当に苦しいのは残されたご遺族であることも。
自分を大切にする「ご自愛」などの言葉もうまく取り入れていき、小さな思いやりの花を咲かせていきましょう。
「お体を損なわれる」を使った例文
・『突然のことでお体を損なわれることがないよう、ご自愛ください』
・『お体を損なわれることがございませんよう、お願い申し上げます』
「お体を損なわれる」の類語や言い替え
似ている言葉に「お体を壊さないよう」や「お体を壊されませんよう」があります。
こちらも体調を崩してしまうことを、表現する言い方です。
言い替えに「いつもと異なることが起き、おつらい時期かと思いますが」や「ひと休みできる間もなく、大変な頃と存じますが」があります。
まとめ
「お体を損なわれる」を解説しました。
何気なく使っている表現を改めて学び直すと、気遣い力の向上につながります。
適切な敬語を学んで、できる社会人を目指してください。