「道理がない」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「道理がない」とは?
「道理がない」とは、ビジネスメールや敬語を使う会話などにおいて「正当な理由が見当たらない」さまや「筋道が立っていない」様子などを示す言葉として用いられています。
「人としての正しい道」や「物事を行うはっきりとした理由」などを表す「道理」という語は、打消しを意味する「ない」という語と組み合わせることで、ビジネス上では「実施するだけの価値がない」ないし「首尾一貫していない」などというニュアンスで使用されています。
「道理がない」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「道理がない」とは、「理屈にあっていない」あるいは「非論理的である」などという意味合いで使われている言い回しです。
複数の関係者や協力者などと連携を取りながらビジネスを進めていく上では、それぞれの持ち場を代表する担当者や責任者同士で話をまとめていきますが、それらのやり取りの中で「合理的ではない」物事に触れたり、「矛盾している」案件などを取り扱う場面などで用いられている表現で、もう一方で道理がないと思われる理由や事情などについても明記しておかなければならないでしょう。
「道理がない」を使った例文
・『道理がない業務や仕事などに手をつけるのはけっして得策ではないと存じます』
・『先般は御社とのお取引を始める道理がないと思っておりましたが、急な市場の動向により協力体制を築く必要があると存じます』
「道理がない」の類語や言い替え
・『辻褄(つじつま)が合わない』
・『理不尽である』
・『正しい道ではない』
まとめ
「道理がない」とは、ビジネストークや敬語での会話シーンなどにおいて「道徳的な規範から外れている」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをきちんと理解した上で、その時の場面や状況などに応じて適材適所で使いこなしましょう。