「いかんで」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「いかんで」とは? ビジネス用語

ここでは「いかんで」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「いかんで」とは?

「いかんで」は、何か次第で、という使い方になる表現です。

「このコンペの結果いかんで、これから先のスケジュールが大きく変わると思っている」といった用い方をすると、そのコンペの結果次第で大きくこれからのスケジュールが変わるだろうと言っています。

この場合には、それに当選すれば、もちろんそれをこなすために大きくスケジュールを割くことになるので、それ次第で、となるこの表現をうまく使っている例になります。

漢字にすると「如何で」となり、文章ではそのように用いることが多いです。


「いかんで」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「いかんで」は、「いかんでは」とも使われます。

基本的には同じ意味になり、先のコンペの例はこちらに置き換えても変わりませんが、「この模試の成績いかんでは、志望校のランクを落とすことになるかも知れない」といったような用い方には「いかんでは」の形の方が適しており、それ次第「では」、としたい時にその形で用いると考えていいでしょう。

そして、全く違う解釈として、関西の方言でこの「いかんで」「いけないよ」という解釈になり、その使い方の場合には文章でも平仮名で用います。


「いかんで」を使った例文

・『○日までに完成させることができるか否かは、ここ2、3日のスケジュールいかんです』
・『まだ詳しく聞いていませんが、内容いかんではそちらからは手を引かせてもらうおうと考えています』

「いかんで」の類語や言い替え

・『如何』
「如何で」とした形は、「いかんで」を漢字にしたものだと紹介しましたが、「いかが」とも読むことができます。

よって、「こちらの商品は如何でしょうか」といったように使った時には「いかがでしょうか」と読むことになり、「どうでしょうか」という意味で用いています。

まとめ

「いかんで」は、それ次第で、という意味で用いられています。

「いかんでは」とした方が向いている場合もあり、それ次第では、となる時にはそちらを使う方が適しています。

漢字では「如何で」となりますが、この形は「いかがで」とも読むことができ、そちらだと意味が全く異なるので注意してください。

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