様々なビジネス敬語を知っていると、気持ちも引き上がって楽しく業務に取り組めます。
「お互い様です」の適切な使い方と例文、その他の表現を調べていきましょう。
「お互い様です」とは?
この場合の「お互い様」は自分も相手も同じように、このような意味があります。
「ともに生きているので、支え合ったり苦労を分かち合ったりして当たり前」という解釈ができます。
そのため「お互い様です」で「いえいえ、こちらこそ」というニュアンスが含まれています。
良いことをして相手から、お礼を述べてもらった時の言い方になります。
「お互い様です」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お礼を言われる程のことではありません」こうした主旨のことを言いたい時に用いられているのが「お互い様です」です。
例えば残業している同僚の仕事を、30分だけ手伝ってあげた時などに使います。
「ありがとう。
助かりました」とお礼を言われた時の返しに用いていきましょう。
一方で「お互い様です」は恩着せがましく聞こえることも。
うがった見方をするとこちらが助けた分だけ、いつかは相手も助けるべきという、厚かましさも透けて見える言葉です。
ほかの表現も学んでおき、明るいコミュニケーションに役立てていきましょう。
「お互い様です」を使った例文
・『困っている時はお互い様です。どうぞお気になさらず』
・『いえいえ、とんでもございません。お互い様です』
「お互い様です」の類語や言い替え
似ている言い方に「旅は道連れ、世は情け」があります。
ことわざのひとつで「助け合って生きていくこと」という、大人びた意味が込められています。
「旅は道連れ、世は情けですから」と用いますが、古風に聞こえることもあるので注意しておきましょう。
言い替えに「微力ながら、お役に立てれば幸いです」や「また何かありましたら、お申しつけください」があります。
まとめ
「お互い様です」のビジネス風の表現を学びました。
色々な敬語を知っていると、落ちついて仕事を前に進めていけます。
敬語を味方につけて、楽しく仕事をこなしましょう。