様々なビジネス敬語を頭に入れておくと、仕事場でご機嫌に過ごせます。
「大変心苦しい」の正しい使い方と類語、似ている言葉を調べていきましょう。
「大変心苦しい」とは?
この場合の「大変」は「とても」の厳かな言い方になります。
また「心苦しい」は相手の負担を思うと、胸がぎゅっと苦しくなる状況を例えています。
そのため「大変心苦しい」で、恐縮する気持ちをあらわしています。
言いにくいことをお知らせする時の、クッション言葉といえるでしょう。
「大変心苦しい」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
値上げラッシュの波が続くと、これまでの価格を維持できないことも出てくるものです。
「大変心苦しい」はモーニングやランチの値段を見直す時の、ひと言に用いられています。
原材料が高騰しているため、やむを得ず販売価格を変更する時に用いていましょう。
気がとがめる、お客様に済まないと思う、こうした複雑な気持ちも入り混じっているので、苦渋の選択をしている時に取り入れてみてください。
「大変心苦しい」を使った例文
・『大変心苦しい限りですが、モーニングの価格を見直すことになりました』
・『大変心苦しい限りではございますが、何卒ご理解とご協力の程お願いいたします』
「大変心苦しい」の類語や言い替え
似ている言葉に「誠に心苦しい」もあります。
「誠に」も心からそう思っていることを述べる時に使う、ビジネスフレーズです。
「誠に心苦しい限りですが」や「誠に心苦しい限りではございますが」と用いていきましょう。
言い替えに「誠に不本意ではございますが」があります。
不本意は「ふほんい」と読みます。
自分の本心ではないこと、したくないことを示す言葉です。
こちらも価格改定のお知らせ等で使える、お詫びの言い方。
心得ておきましょう。
まとめ
「大変心苦しい」を解説しました。
色々な敬語を学んでおくと、落ちついて自分の役目をこなせるようになります。
仕事をもっと楽しむために、言葉のすそ野を広げていきましょう。