この記事では「様がお見えです」について解説をします。
「様がお見えです」とは?
ある人が来たという意味です。
「様」は、人を表す語、人の名前、団体名などについて、その人や団体などに尊敬の意を表します。
「お見え」は、来ることをその人を敬って言う語です。
「です」は「だ」「である」の丁寧な表現になります。
「様がお見えです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある人がやって来たことを知らせるために用います。
やってきた人に伝えるのではありません。
たとえば、今日Aさんが属する会社に、五十嵐さんがやって来る予定になっているとします。
約束の時間になり、五十嵐さんがやって来ました。
この人の担当をするのはBさんです。
そこで、五十嵐さんがやって来たことを、AさんからBさんに知らせに行くことにしました。
このときに、AさんからBさんに対してこの言葉が伝えられます。
その場にはやって来た人がいなかったとしても、敬意を込めた表現をすることが望ましいです。
普段から敬語を使用していれば、突然のときにもうまく敬語を使うことができます。
突然のときには、普段の習慣が思わず出てしまいます。
また、やって来た人がその場にいないように見えても、どこかでこちらの会話を聞いている可能性もあります。
そういったとき、敬意が込められていないと失礼です。
「様がお見えです」を使った例文
・『飯田様がお見えです』
「様がお見えです」の返答や返信
ある人がやって来たので、その人の対応をします。
自分がその人の対応をする役割ならば、やって来た人を待たせないようにしましょう。
待たせてしまえばその人の時間を奪うことになります。
予定がぎっしり詰まっていて忙しい人にとっては1分でも大切です。
どうしても手が離せずに少し時間がかかるようならば、そのことを知らせるようにします。
ある人がやって来たと知らせてくれた人に対しては、お礼を述べるとよいでしょう。
報告への感謝を示します。
まとめ
この言葉は、ある人がやって来たと知らせるときに用いるものです。
やって来た人に対して敬意を示しており、失礼にはならない表現です。
訪れた人に対して、失礼のない対応をするように心がけましょう。