ここでは「でしたでしょうか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「でしたでしょうか」とは?
「でしたでしょうか」は、何かがそうなのかと訊ねる使い方になります。
「ご希望は○番でしたでしょうか」のように、何かの確認のために用いたり、「出張は○日からでしたでしょうか」などと、そういう予定になっているのかといった使い方もよくされています。
ですが、この表現は敬語表現が重なってしまっているため、いわゆる二重敬語となっており、「でしたか」と言い替えて使うのが正しいとされています。
しかしながら、「でしたでしょうか」のままでも許容範囲だと解釈される場合も少なくないため、この形でもよく見聞きする表現となっています。
「でしたでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「でしたでしょうか」は、先のように、厳密には二重敬語です。
そういった使い方は他にいろいろありますが、その中でもそこまで違和感がないことから、ビジネスでも使われています。
他のそういった表現の例としては、「させていただきます」といった形がそれにあたり、こちらも同様に許容範囲だとされることがほとんどで、「拝見させていただきます」などと普通に用いられているように、この「でしたでしょうか」もそこまで深く考えずに使われている表現で、特に口語ではビジネスシーンでの電話口でもよく聞かれる用い方です。
「でしたでしょうか」を使った例文
・『○○はその建物の近くでしたでしょうか。それならついでに寄ることができます』
・『次回の開催予定は○月でしたでしょうか』
「でしたでしょうか」の類語や言い替え
・『いただけたでしょうか』
似たような表現ですが、こちらは二重敬語とはならず、正しい使い方として用いられています。
「ご確認いただけたでしょうか」といったような使い方になる表現で、こちらが間違いではないため、「でしたでしょうか」も同様に正しい使い方だと思われている節があり、そちらがほとんど問題なく使われている理由にもなっています。
まとめ
「でしたでしょうか」は、何かがそうなのかという確認のために使われています。
二重敬語だと言われることがありますが、その中でも許容範囲だとされているため、ビジネスシーンでもこのまま使われていますが、そこが気になる場合は「でしたか」と正しい形で言い替えるといいでしょう。
