この記事では「お話を伺いました」について解説をします。
「お話を伺いました」とは?
話を聞いたという意味です。
「お話」は、話に「お」をつけて敬意を込めた言い方にしています。
名詞に「お」をつけると尊敬の意になります。
「伺い」は「聞く」の謙譲語です。
「まし」は敬意を表し、「た」はある事柄が過去に行われた意を表します。
「お話を伺いました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手が他者から話を聞いたときに用います。
ある人から話を聞いて、そのことを別の誰かに報告するときに用いるものです。
AさんがBさんから話を聞いたとします。
このことをCさんに報告することにしました。
そのときに、AさんからCさんにこのような言葉を伝えます。
話をしてくれたその人に対しての言葉ではありません。
この後には、どういった話を聞いたのか述べることになるでしょう。
この言葉だけを聞いても、「では、どのような話だったのか」と聞き手は疑問に思うはずです。
聞いた話について説明をしたいので、このような言葉を述べたのではないでしょうか。
そのため、他人がどのような言葉を述べていたのかを知らせます。
また、この言葉は話を聞いた後に使うものです。
これから話を聞きたいときは、「お話をお聞かせください」などの表現をします。
「お話を伺いました」を使った例文
・『小杉さまからお話を伺いました』
「お話を伺いました」の返答や返信
何かの話を聞いたようで、この後にはその内容を知らせてくれるはずです。
それを述べてくれるようならば、耳を傾けましょう。
そして、それに対しての自分の考えを述べます。
相手の方から述べてくれないときは、何を聞いたのかこちらから尋ねてみてください。
言えないようなことであれば、わざわざこのように報告はしないはずで、こちらから尋ねれば聞いた内容を教えてくれるでしょう。
まとめ
この言葉は、他人から話を聞いたことを報告する際に用いるものです。
話してくれた人に対して伝えるものではありません。
ある人の話を別の人に伝える場面は、しばしばあるのではないでしょうか。
聞いた内容を他の人に知って欲しいなら報告をしましょう。