この記事では、「さぞかしお忙しいことでしょう」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「さぞかしお忙しいことでしょう」とは?
「さぞかしお忙しいことでしょう」は、相手が忙しい状態であることに共感する表現です。
「さぞかし+お忙しい+こと+でしょう」で成り立っている語で、「さぞかし」は「未知の経験を目前のことのように想像したり、他人の経験に共感したりする様子」、「お忙しい」の「お」は尊敬語の接頭辞、「忙しい」は「多くの用事に追われて暇がない」、「こと」は「強調の意の語」、「でしょう」は「です」の未然形「でしょ」に、推量の意味の「う」、全体で「きっと多くの用事に追われて暇がないことだろう」の敬語表現になります。
「さぞかしお忙しいことでしょう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「さぞかしお忙しいことでしょう」は、しばらく会っていない相手への挨拶の言葉として使われます。
相手が仕事やプライベートなど、人生の転機にあり、活動が盛んになっていると推察していることを表します。
形式的な表現ですので、本当に忙しいかどうかは問いません。
「さぞかしお忙しいことでしょう」の正しい文章表現
「さぞかしお忙しいことでしょう」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『さぞかしお忙しいこととお察し申し上げます』
「察し」は「察する」の連用形で「他人の気持ちをおしはかって思いやる」、「申し上げます」は「申し上げる」の丁寧語、「お・ご(自分の行為)申し上げる」で「行為の対象を敬う意」、全体で「きっと多くの用事に追われて暇がないと推しはかり、同情する」の敬語表現になります。
「さぞかしお忙しいことでしょう」を使った例文
「さぞかしお忙しいことでしょう」を使った例文は以下の通りです。
・『起業されて間もなくですので、さぞかしお忙しいことでしょう』
・『メディアで紹介されていたのを拝見しました・さぞかしお忙しいことでしょう』
・『連休中は繁忙期とあり、さぞかしお忙しいことでしょう』
「さぞかしお忙しいことでしょう」の類語や言い替え
「さぞかしお忙しいことでしょう」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『さぞかしお忙しいことと存じます』
・『ご多忙中のことと存じます』
・『ご多用中のことと存じます』
まとめ
今回は「さぞかしお忙しいことでしょう」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。