「新年のご挨拶を申し上げ失礼いたしました」というビジネス用語の「意味・使い方・例文・類語」を分かりやすく解説していきます。
「新年のご挨拶を申し上げ失礼いたしました」とは?
「新年のご挨拶を申し上げ失礼いたしました」とは、「新年の挨拶をしてはいけないとされている時期の相手に対して、年賀状を送ったり挨拶をしてしまったりした場合に使われる謝罪の言葉」です。
「新年の挨拶をしないほうが良いとされている相手」とは、「その年に近親者が亡くなられた喪中の相手」になります。
喪中の人は、親しい家族・親族などを亡くされたばかりで新年を祝う気持ちになれないことへの配慮から、「新年の挨拶をしないこと」が慣習的なマナーになっています。
「新年のご挨拶を申し上げ失礼いたしました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「新年のご挨拶を申し上げ失礼いたしました」という表現は、「喪中の相手に対して年賀状をすでに送ってしまった場合」に使うという使い方になります。
年賀状でなくても口頭で「あけましておめでとうございます」と伝えてしまった場合にも使える謝罪の表現になります。
「新年のご挨拶を申し上げ失礼いたしました」は、ビジネスメールの書き言葉と対話における話し言葉の両方で使用することができる言い回しなのです。
「新年のご挨拶を申し上げ失礼いたしました」を使うときの注意点は、「新年の挨拶をすべきではないとされている喪中の相手」にしか使えないということです。
「新年のご挨拶を申し上げ失礼いたしました」を使った例文
・『喪中はがきを先ほど拝読しました。新年のご挨拶を申し上げ失礼いたしました』
・『新年のご挨拶を申し上げ失礼いたしました。○○様のご冥福をお祈りしています』
・『○○様のご母堂ご逝去について存じ上げず、新年のご挨拶を申し上げ失礼いたしました』
「新年のご挨拶を申し上げ失礼いたしました」の類語や言い替え
・『新年のご挨拶を申し上げた非礼をお許しください』
・『○○様が喪中であることを存じ上げず失礼いたしました』
・『○○様のご冥福を心からお祈り申し上げます』
「新年のご挨拶を申し上げ失礼いたしました」という表現は、「喪中である相手に間違って新年の挨拶をしてしまったことについて謝る場合」に使われます。
そのため、ストレートな謝罪文である「新年のご挨拶を申し上げた非礼をお許しください」で言い換えることができます。
「喪中であることを知らなかった」という理由を明確に伝えたいのであれば、「○○様が喪中であることを存じ上げず失礼いたしました」で言い換えると良いでしょう。
謝罪と合わせて「○○様のご冥福を心からお祈り申し上げます」を加えると、そつのない返答の仕方になります。
まとめ
「新年のご挨拶を申し上げ失礼いたしました」というビジネス用語を詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「新年のご挨拶を申し上げ失礼いたしました」の意味・使い方・例文・類語を調べたいときは、この記事の解説を参考にしてみてください。