ここでは「お心遣いいただきありがとうございます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お心遣いいただきありがとうございます」とは?
「お心遣いいただきありがとうございます」は、その相手から何かの心遣いと表現できるものを受けた際のお礼になります。
それほど大きな内容ではない、ちょっとしたことのお礼に向いている表現で、例えば、先に立ってドアを開けてくれた、順番を譲ってくれたといった時に、そのお礼として使うという具合です。
逆に、そのお陰でとても助かったという場合には向いておらず、それとしては軽い表現になるので注意してください。
また、行為として受けた場合だけでなく、少額の金銭を含む、何かをもらったような時にも用いることができ、その時にもそれほど高額ではない粗品程度のものを受け取ったという場合に使うもので、同様にそのお礼になります。
「お心遣いいただきありがとうございます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お心遣いいただきありがとうございます」は、先のように、ちょっとした内容に対するお礼の表現として使われています。
口語、文章のどちらでも用いることができるので、今その瞬間にそういったことがあったといった時に、すぐに直接この「お心遣いいただきありがとうございます」と使うことも多いです。
文章の場合、先のことについてのお礼となるような用い方が多く見られますが、その場合には過去形にして、「あの時はお心遣いいただきありがとうございました」のようにすることが多いです。
また、その文章で用いる際の注意点として、PCやスマホなどの変換では「こころづかい」とすればそのまま「心遣い」となりますが、手書きの場合に「心使い」と誤記しないように気をつけてください。
「お心遣いいただきありがとうございます」を使った例文
・『これは恐れ入ります。お心遣いいただきありがとうございます』
・『先日は色々とお心遣いいただきありがとうございます』
「お心遣いいただきありがとうございます」の類語や言い替え
・『ご配慮ありがとうございます』
この「ご配慮」も「お心遣い」と同様に、それほど大きなことではない内容に対してのお礼に向いています。
ですが、こちらの場合、何かをもらったという時のお礼にはふさわしくないため、行為に対してもそれとして用いてください。
まとめ
「お心遣いいただきありがとうございます」は、ちょっとした行為や何かを受け取った時のお礼に使われています。
大きな内容のお礼として用いるには軽い表現になるため、そこまでのことではないものの、お礼を伝えておいた方がいいと思った場合に合っている表現です。