「そちらでお願いします」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「そちらでお願いします」とは? ビジネス用語

「そちらでお願いします」というビジネス用語の「意味・使い方・例文・類語の言い替え」を分かりやすく解説していきます。

「そちらでお願いします」とは?

「そちらでお願いします」とは、「あなた(御社)のほうでお願いします」「そっち(そこ)でお願いします」を意味しているビジネス用語です。

「そちらでお願いします」という言い回しは、「仕事に関連する物事の対処(処理)を、あなた(御社)のほうでよろしくお願いします」の意味合いを持っています。

「そちら」の代名詞は、「そっち・そこ・その」を指し示す丁寧なニュアンスを持っています。

「そちら」には、「相手の方向・相手のいる場所・相手の近くにある物」「二人称あるいは三人称の人代名詞」の意味合いが備わっています。


「そちらでお願いします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「そちらでお願いします」は、「仕事に関係する物事や対処を、相手にお願いする場合」に使うという使い方になります。

「自分の側ではなくて、相手の側で何かをしてもらいたいとき」に使われているお願いの言い回しなのです。

使うときの注意点は、「そちらという代名詞は冷たい印象や丁寧ではない印象を与えやすいので、他の敬称に言い換えたほうが良い」ということです。

具体的な相手の名前が分かるときは、「○○様にお願いします」ときちんと相手の名前を伝えたほうが尊敬の念を示せます。

相手の会社にお願いしますと言いたいときは「御社(貴社)でお願いします」を使ったほうが良いでしょう。


「そちらでお願いします」を使った例文

・『ご不要になった際のリサイクルは、そちらでお願いします』
・『大変お手数をお掛けして申し訳ございませんが、そちらでお願いします』
・『商品を返品する場合のお手続きは、そちらでお願いできれば幸いに存じます』

「そちらでお願いします」の類語や敬語での言いかえ

「そちらでお願いします」の類語あるいは敬語での言いかえを紹介します。

「そちらでお願いします」の類似表現

・『○○様にお願いします』
・『御社でお願いします』
・『貴社でお願いします』
・『お客様でお願いします』
・『そこ(そっち)でお願いします』
・『そちらでご対応(ご対処)をお願いします』
「そちらでお願いします」をより具体的な文章として言い換えたい場合には、「そちらでご対応(ご対処)をお願いします」という言い回しを使うことができます。

「そちらでお願いします」「そちら」を使うとそっけなくて尊敬の念が乏しい印象を与えやすいので、相手や状況に応じて「御社でお願いします・貴社でお願いします・お客様のほうでお願いします」などのお願いのフレーズに言い換えると良いでしょう。

まとめ

「そちらでお願いします」というビジネス用語について詳しく解説しましたがいかがでしたか。

「そちらでお願いします」の意味・使い方・例文・類語・敬語を調べたいときは、この記事の解説内容をチェックしてみてください。

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