ここでは「休暇を頂いております」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「休暇を頂いております」とは?
「休暇を頂いております」は、主にビジネスで他社からその日休みをとってい同僚宛に連絡があった場合に、それを伝えるために用いられる表現です。
休みをとっている人の名前を使って、「○○は休暇を頂いております」のような使い方になり、休んでいる本人自らが使うものではありません。
○○に入るその人の名前は、例え上司や目上の人であっても呼び捨てで苗字だけにするのが一般的で、「○○部長は~」のような使い方はしません。
これは、この表現においてのことだけでなく、ビジネスでの礼儀となっており、原則的に自社の人間の名前を他社に対して使う場合に役職や敬称をつけることはありません。
ただし例外もあり、代表となる社長に限り、「社長」と名前ではなくそのまま使うことが多いです。
「休暇を頂いております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「休暇を頂いております」は、休みをもらっているその人自身ではなく、その人のために他人から使われる言葉です。
よって、自分のための言葉ではありませんが、ビジネスではこのような言葉の使い方も知っておく必要があります。
しかしながら、「この休暇を頂いております」は、実は同僚に使うには適している表現ではないため、以下で紹介する正しい表現の方で覚えておかないといけません。
それは、対象になる相手が同僚なので、他社の人間に対して「頂いて」と謙譲表現にするのはおかしく、ビジネスでつい使ってしまいがちな表現ながら、このようには使わないように注意してください。
よって、以下の例文では正しく使える表現で記載します。
「休暇を頂いております」の正しい文章表現
・『休暇をとっております』
同僚が休みをとっているという場合には、こちらがよく使われます。
この「○○は休暇をとっております」という表現は他社に対して失礼なく使うことができるので、ビジネスでは是非覚えておきたい形です。
・『不在にしております』
こちらも失礼なく、他社の人間に対して使える表現です。
ビジネスで該当の人間が居るかと電話で聞かれた際に、このように伝えるのはよくあるシーンです。
「休暇を頂いております」を使った例文
・『申し訳ありませんが、○○は休暇をとっております』
・『折角のお電話ですが、本日○○は不在にしております』
まとめ
「休暇を頂いております」は、同僚が休んでいると他社の人間に伝えるための表現です。
このままではおかしいので、決してそのように使うことはなく、正しい表現の方で覚えておきましょう。