ここでは「心掛けてはいるのですが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「心掛けてはいるのですが」とは?
「心掛けてはいるのですが」は、そうしようとは考えていますが、という意味になる表現です。
よって、「なるべく簡単にしようとは心掛けてはいるのですが〜」などといった用い方になり、そうはしようと思っているものの、その通りにはできそうにない、その考えとは違う方向に進んでしまっている、などといった時に使われます。
よって、いい意味で使う表現ではなく、本来はそのようにしたかったところだが、そうはなりそうにないという用い方をすると覚えておけばよく、いい訳の類いに使われることになります。
その時のあたりをなるべく柔らかくするために用いられており、このような理由からそうなってしまう、しまいそうだという使い方になります。
「心掛けてはいるのですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「心掛けてはいるのですが」は、「1人でも多くの方に配ろうと心掛けてはいるのですが、一通りの少ない場所を選んでしまったため、あまり捗っていません」のように、どうしようと考えているが、このような理由からそうはできそうにない、そうなってしまいそうだ、といったような用い方をする表現です。
そのため、先のようにいい訳に相当する内容を伝えることになってしまいますが、いい訳であっても、このような理由があるときちんとそれを含めて使うことができるので、ビジネスシーンでそのようなシチュエーションで何かが考えた通りにはならないという時に使われることが多い表現です。
口語、文章のどちらでも用いられています。
「心掛けてはいるのですが」を使った例文
・『できるだけ慎重に作業しようと心掛けてはいるのですが、時間がないためにどうしても効率の方を重視してしまっています』
・『そんなことはないように心掛けてはいるのですが、うっかりやってしまうことがあるのも事実です』
「心掛けてはいるのですが」の類語や言い替え
・『努めてはいるのですが』
こちらの表現も、そう努力はしているが、という意味になります。
そのため、似た使い方をすることができますが、そのまま言い替えになるとは限らず、「その件を改善するために努めてはいるのですが〜」のような使い方になります。
まとめ
「心掛けてはいるのですが」は、そうしようと考えているものの、何らかの理由からそうはできそうにない、という用い方をする表現です。
ビジネスシーン向けなので、そのようなことがあった時にいい訳に使われており、それでありながら、極力あたりを柔らかくするために用いられます。
