この記事では「道中の御無事をお祈り致しております」について解説をします。
「道中の御無事をお祈り致しております」とは?意味
無事に旅行ができるように願う言葉です。
「道中」は旅行のことをいいます。
「御無事」は「無事」に「御」をつけて、敬意を示す表現にしたものです。
「御」は「お」とも「ご」とも読めますが、この場合は「ご」と読みます。
「お祈り」は、心から望むことを敬意を表す言い方にしています。
「お〜いたします」の形で謙譲の意を表し、相手を敬います。
「致し」は「いたし」と読みます。
「ております」は「ている」を丁寧な表現にしたものです。
「道中の御無事をお祈り致しております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、これから旅行に出かける人に対して述べるものです。
「道中」は旅行という意味ですが、出張をする人に対して述べることもあります。
敬意を表す表現をしているので、目上の人に対して伝えるものです。
現在は交通機関が発達をし、安全に旅行ができるようになりました。
徒歩で旅行をしていた時代に比べて、はるかに安全です。
そのため、近場の旅行をするときにこの言葉を伝えると、大げさな印象を与えてしまいます。
長距離の移動をする場合や不慣れなことの多い海外の場合は、旅行中のことで心配になることもあるでしょう。
そういったときならば、この言葉を伝えても違和感はありません。
「御無事」は「ご無事」とひらがなにすることもあります。
漢字を使用するとかしこまった印象や堅苦しい印象になり、ひらがなにすると柔らかい印象になります。
「致し」もひらがなにすることがあります。
「道中の御無事をお祈り致しております」を使った例文
・『楽しんできてください。道中の御無事をお祈り致しております』
「道中の御無事をお祈り致しております」の返答や返信例
こちらのことを思ってこのように伝えてくれているので、その気持ちに感謝を示します。
「気をつけて行ってきます」など返すとよいでしょう。
遠い場所に出かけるのは不安があるかもしれませんが、不安な気持ちを伝えてしまうと相手を心配させてしまいます。
これでは、帰ってくるまで相手の気持ちが休まりません。
この場合は、不安でもその気持ちは出さないことが望ましいです。
旅行の場合は、お土産を買ってきてあげるのもよいでしょう。
希望があれば、それを買ってくると喜ばれます。
まとめ
この言葉は、旅行が無事にできるように願うものです。
安全に旅行ができる時代になりましたが、やはり旅に出る人のことが心配です。
これから出かける人に対して、無事であることを祈っていると伝えてみましょう。