「引けを取らない」はビジネスシーンだけでなく日常生活でも使われる言葉です。
いろいろな場面で使われる表現ですが、ビジネス用語の「引けを取らない」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「引けを取らない」とは?
「引けを取らない」とは、「負けていない」という意味で使われているビジネス表現です。
あるものと優劣を比較した時、明らかに負けていることを「引けを取る」と表現します。
「引けを取らない」は「引けを取る」に否定を意味する「ない」が着いた言葉で引けを取ってはいない、つまり「負けていない」という意味で使われる表現です。
引けを取らない」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「引けを取らない」はある事柄が他の事柄と比べても負けていない、という意味で使います。
一定の品質や力量を持っていることを表す肯定的な意味合いで使う表現ですが、表している水準は他と同等であり上回っているわけではありません。
負けていないと褒めていながらも勝っているとは認めていないので、人によっては否定的なニュアンスでとらえる場合もあります。
明らかに優れているものに対して「引けを取らない」を使うのは謙譲表現としては適切ですが、過剰なへりくだりが悪印象を招くこともあるので注意してください。
「引けを取らない」を使った例文
・『価格は安価で見た目もチープだが性能は最高級品と比べても引けを取らない』
・『一流メーカーの製品と比べても引けを取らない充実ぶりだ』
・『我が校の学食は一流レストランにも引けを取らないほど美味しい』
「引けを取らない」の類語や言いかえ
絶対に負けていないことを強調する場合は「勝るとも劣らない」という表現を使います。
並ぶくらいの品質であることを強調したい時は「見劣りしない」という言い方があります。
同じであることをアピールする時は「遜色ない」が適切です。
否定的な表現を使いたくない場合は「互角」「同レベル」「同等」といった言い方を使います。
まとめ
「引けを取らない」は常識レベルで知っておくべきビジネス用語です。
難しい意味ではないので覚えておきましょう。
