ビジネスを拡大するには、従来の取引先や顧客はもちろん、潜在的顧客となり得る一般消費者に関心を持ってもらう必要があります。
今回の「興味を持ってもらう」というフレーズもそれに関係するもので、これより解説いたします。
「興味を持ってもらう」とは?
まず「興味」の意味ですが、「ある物事が持つ面白さ」や「ある物事に対する特別の関心」とされます。
また「持ってもらう」についても考えてみましょう。
「持って」の部分は、文法的に「持つ」の連用形「持ち」に接続助詞の「て」が付いた「持ちて」が原形です。
ただ発音しにくいため、しやすいように「ち」が「っ」という促音に変化する、いわゆる「促音便化」がされて「持って」という形になっています。
尚、「もらう」はそのまま「〜(して)もらう」の意味です。
以上のことから、「興味を持ってもらう」とは、「(他人に)特別の関心を持ってもらう」という意味のフレーズになります。
「興味を持ってもらう」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスでこの表現が使われるのは、商品の宣伝や販売促進などの、いわゆるマーケティングに関連する場面であることが大半です。
例えば、新商品を開発した場合に、「既存の市場に食い込むには、新商品に興味を持ってもらう必要がある」などという形で使用されます。
「興味を持ってもらう」を使った例文
上記の他に考えられる使用例を挙げてみましょう。
・『興味を持ってもらうには、戦略的な広告宣伝がポイントになります』
・『興味を持ってもらうことを、まず何より優先しましょう』
・『興味を持ってもらうために、事前調査を念入りにしておく』
「興味を持ってもらう」の類語による言いかえ
「興味」の類語としては「関心」がもっとも近い言葉になります。
「持ってもらう」は、そのまま謙譲表現にして「持っていただく」や「お持ちいただく」で良いでしょう。
よって、言いかえ表現は「関心を持っていただく」となります。
まとめ
「興味を持ってもらう」というフレーズは、ビジネスではマーケティング関連の場面で使用され、一般消費者の関心を喚起する意図があります。
