ここでは「〇〇さんより拝領したものです」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「〇〇さんより拝領したものです」とは?
「〇〇さんより拝領したものです」は、その〇〇さんからもらったものだという意味で用います。
ここの「拝領」は、位の高い人からもらうことを表しており、例えば、「この勲章は天皇陛下より拝領したものです」などと使われます。
この表現では「〇〇さん」としているため、そのように呼べる相手からもらった場合に使うことになります。
そのため、あまり見られる用い方ではなく、その「〇〇さん」の部分を先の天皇陛下とまではいかなくとも、「〇〇様」や「〇〇部長」などとした使い方をよくされています。
「〇〇さんより拝領したものです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「〇〇さんより拝領したものです」は、先のように、もらった相手がポイントになる表現です。
「拝領」という表現がとても仰々しい使い方になり、その相手から授かったという解釈で用いるため、ビジネスシーンでは部長や社長が相手でも、些か大袈裟になることが多いです。
よって、何かの賞を社内ではなく、大きな規模の中でもらったといったような場合などにしか使うことがないと考えてください。
ビジネス向けのこれよりも下になる、社内で部長などを相手使うことができる表現があるので、以下の類語の項で詳しく説明します。
「〇〇さんより拝領したものです」を使った例文
・『こちらはご自宅に伺った時に〇〇さんより拝領したものです』
・『この盾は大賞を受賞した際に、主催の〇〇さんより拝領したものです』
「〇〇さんより拝領したものです」の類語や言い替え
・『〇〇さんより拝受したものです』
この「拝受」とすると、「拝領」まで仰々しくなく、社内で部長からそうしたと使っても問題のない表現です。
よほどの相手でない限りはこちらを用いる方がよく、「〇〇さん」と呼べる相手であってもそれほど違和感はないため、ビジネスでも使われることがあります。
尚、上の例文は2つともこちらにした方が適しています。
まとめ
「〇〇さんより拝領したものです」は、その人からもらったと、とても堅く用いる表現になります。
「〇〇さん」と呼べる相手に対して使うものではないので、多くの場合で「〜拝受したものです」に言い替えて用いる方がよく、それを更に丁寧にした形だと覚えておきましょう。