「お会いできてよかったです」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「お会いできてよかったです」とは? ビジネス用語

今回は「お会いできてよかったです」という表現について解説していきます。

正しい敬語なのでしょうか??詳しく見てみましょう。

「お会いできてよかったです」とは?

「お会いできて」は、「会う」の謙譲語表現「お会いする」に、可能を意味する「できて」を続けた形です。

自分がへりくだることで相手を高め、敬意を表しています。

「よかったです」は、「よかった」「良い」の完了形で、丁寧語の「です」を文末にもってきています。

「お会いできてよかったです」は、(相手に対して)「会うことができてよかったです」「会えてよかった」という気持ちを表す言葉です。


「お会いできてよかったです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

では、「お会いできてよかったです」はどのように使うのが正しいのでしょうか。

「お会いできてよかったです」というフレーズは、ビジネスシーンではある特定の相手に対し、あなたに会えて良かった、やっと会うことができて嬉しいという気持ちを相手に伝えたい場面で使われますが、この「よかったです」を使用するには注意が必要です。

「よかったです」という言葉が意味するのは、自分の感想です。

基本的に敬語というのは相手を敬い、高めるためにあります。

目上の人に「よかったです」というのは、自分が良いだけで、何も相手を持ち上げることはしていません。

こうしたことから、「よかったです」は敬語ではないといわれています。

また、ややカジュアルな口語表現であり、特に失礼がないようにしなければならない目上の人、社外の人には「よかったです」は使わないほうが無難です。

「お会いできて嬉しいです」「お会いできて光栄です」などを使うようにしましょう。

それほど堅苦しい表現ではないため、メールでも、口頭で直接伝えることもできます。


「お会いできてよかったです」を使用した例文

『今回、○○様にお会いできて本当によかったです』
『10年ぶりに先生にお会いできてよかったです』
『先日は挨拶だけになってしまいましたが、本日お会いできてよかったです』

「お会いできてよかったです」の類語や言い替え

「よかったです」を言い替えるなら、「光栄です」「嬉しいです」とするとより丁寧で、相手への敬意も感じます。

「お会いできて」を言い替えるなら「お目にかかれて」とするのが一般的です。

こちらも「お会いできて」よりも丁寧な印象となります。

「お目にかかれて、嬉しく存じます」「〇〇様にお会いできて大変嬉しく存じます」など会えるのを楽しみにしていました、ということを伝えましょう。

まとめ

「お会いできてよかったです」は、「会うことができてよかった」という文章をより丁寧な印象を受ける文にしたものです。

日常会話でも使うフレーズで、一見敬語に見えますが「よかったです」は敬語ではないため、目上の人、社外の人に使う場合は注意が必要です。

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