「お元気でいらっしゃいますか」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「お元気でいらっしゃいますか」とは? ビジネス用語

「お元気でいらっしゃいますか」とは?

ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。

「お元気でいらっしゃいますか」とは?

このフレーズは、「お元気ですか」といった意味合いの言葉をより丁寧な表現で、「相手の人が日々健康で問題なく暮らしているかどうかを確認するための挨拶言葉です。

しばらく会っていない人に久しぶりに会った際に、挨拶代わりや話のきっかけを作るために使われる形式的なフレーズとしてよく使用され、深刻な話のケースではなく、あくまで形式的な場合がほとんどです。

よって、確認した人も具体的な返事は期待しておらず、答える人も具体的な話題はせずに「元気ですよ」とさらっと流すのが一般的です。

このフレーズは「お元気」「で」「いらっしゃいますか」の語で構成されています。

前半のフレーズは体の調子がよく元気なことを意味する「元気」に尊敬語の接頭辞「お」がついた「お元気」に助詞「で」がついた言葉です。

後半の「いらっしゃいますか」「いる」の尊敬語「いらっしゃる」に丁寧語「ます」と確認の終助詞である「か」が付いた言葉です。

このフレーズは尊敬語と丁寧語を使った正しい敬語表現で、目上の人などにも使えます。


「お元気でいらっしゃいますか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

このフレーズが使われるシーンとしては、長い間会っていない人にメールや手紙を送ったり、久しぶりに会った際に相手を気遣って用いる挨拶言葉です。

あくまで挨拶のために使う形式的な言葉で、深刻な状況では使用しません。

また、第三者を通じて知人などの様子を尋ねる際にも用いることがあります。

なお、「お元気ですか」という意味合いの言葉は相手に対する挨拶のため、謙譲語にはなりません。

「いる」の謙譲語は「おる」ですが、「お元気でおられますか」という敬語は間違っています。

また、メールでもビジネスメールの場合は、より丁寧な敬語である「お元気でお過ごしのことと存じます」などとすると、とても良い印象を与えられるでしょう。


「お元気でいらっしゃいますか」を使った例文

・『大変ご無沙汰しておりますが、お元気でいらっしゃいますか』
・『お父様はお元気でいらっしゃいますか』

「お元気でいらっしゃいますか」の類語や言い替え

このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。

・『お変わりなくお過ごしのことと〜』
・『お変わりありませんか』
・『いかがお過ごしでしょうか』
・『お元気にてお過ごしでしょうか』
「お元気にて」「にて」は理由・原因を表わす助詞です。

相手が健康でいることを願望する意があり、丁寧な表現につながります。

まとめ

このフレーズはプライベートの場合でもビジネスの場合でも大抵の場合は相手とコミュニケーションをとるための挨拶のきっかけであることが多いため、相手の回答も大抵の場合は社交辞令と理解して受けましょう。

タイトルとURLをコピーしました