この記事ではビジネスシーンで使われる「お口添えをいただき」という言葉に付いて解説します。
「お口添えをいただき」とは?意味
「お口添えをいただき」とは自分と交渉する相手とは別の第三者に仲介やとりなしをしてもらうことです。
口添えは交渉が上手くいくように第三者から説得などの言葉を掛けてとりなす行為であり、いただきはそういった行動をしてもらうという意味で使われています。
「お口添えをいただき」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
仲介やとりなしをしてもらったことを指したり、逆に仲介やとりなししてくれるように頼む際に使われる言葉です。
「お口添えをいただき」は「仲介やとりなししてもらい」となるので、相手が仲介するという部分までしか含まれていません。
なので過去の出来事としてあったその行為を指すのにも使えますし、そうしてもらいたいという文章にも使えます。
とは言え「お口添えをいただき」という形で使う場合は、仲介やとりなしをしてもらったことを指して使うことが多いでしょう。
「お口添えをいただき」を使った例文
・『この度はお口添えをいただき誠に感謝しております』
・『政府との交渉にお口添えをいただきたく思いお願いに参りました』
「お口添えをいただき」の類語や言い換え
後押し程度のとりなしよりしっかりと協力してもらっていた場合には、口だけのお口添えではなく「ご協力をいただき」や「ご助力いただき」と力を貸してもらったという形にしたほうがいいでしょう。
また仲介やとりなしをしてもらいたいという場合はいただきの部分を省略して「お口添え」だけで仲介してもらうという意味として通じるので、「お口添えをお願いします」などのように省略して使われます。
まとめ
「お口添えをいただき」は仲介やとりなしをしてもらうことですが、前後の言葉によってすでにしてもらったことを指すのか、これからして欲しいと頼むのかを変えられます。
とは言えこれからしてほしいと頼む場合はいただきの部分を省略しても問題ない表現であり、逆に省略したほうがスマートな文になって良いということも多いでしょう。
なので基本的にはすでにしてもらった仲介やとりなしを指すのに使う言葉であり、これからしてほしい場合にも使えはする程度に覚えておきましょう。