この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「お目にかかるのを心待ちにしております」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「お目にかかるのを心待ちにしております」とは?
「お目にかかるのを心待ちにしております」における「お目にかかる」は、「会う」の謙譲語で、次の「心待ち」は「心中で待ち望むこと」を意味する言葉です。
そして最後の「しております」は「しています」のさらに丁寧な表現です。
したがって、「お目にかかるのを心待ちにしております」とは、「会うのを心待ちにしている」との意味の丁寧な敬語表現となります。
「お目にかかるのを心待ちにしております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お目にかかるのを心待ちにしております」のフレーズは、敬語表現であり、目上の人に「会うのを心待ちにしている」と伝える慣用フレーズです。
電話での会話でも使われますし、ビジネスメールでも使うことが出来る表現です。
また、このフレーズは「お目にかかれることを心待ちにしております」や「お目にかかれるのを心待ちにしております」と、可能性を示す「れる」を使った表現に換えて使われることも少なくありません。
「お目にかかるのを心待ちにしております」を使った例文
・『〇〇課長と転勤以来5年ぶりにお目にかかるのを心待ちにしております』
・『来月、本社営業部に戻り、また御社の担当となる予定です。御社購買部の皆様とお目にかかるのを心待ちにしております』
「お目にかかるのを心待ちにしております」の類語や言い換え
「お目にかかる」の類語としては「お会いする」や「お顔を拝見する」や「お目見えする」等が挙げられます。
また、「心待ちにする」の類語としては「待ち望む」や「切望する」や「楽しみにする」等が挙げられます。
したがって、この類語を繋いで、例えば「お会いできるのを待ち望んでおります」や「お顔を拝見するのを切望しております」や「お顔を拝見するのを楽しみにしております」と言い換えることが出来ます。
また、先にも触れた可能性を表す「れる」を使った「お目にかかれることを心待ちにしております」や「お目にかかれるのを心待ちにしております」と言い換えることも可能です。
さらに「おります」を「います」に換えて「お目にかかるのを心待ちにしています」と言い換えることも出来ます。
まとめ
「お目にかかるのを心待ちにしております」とは、「会うのを心待ちにしている」との意味の丁寧な敬語表現です。
目上の人に対して、電話での会話や、ビジネスメールの文書での書き言葉のいずれでも使われる丁寧な敬語表現です。