この記事では、ビジネスシーンでよく使われる言葉の「お誘い合わせの上」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「お誘い合わせの上」とは?
「お誘い合わせの上」における「お誘い」は、「一緒に行動するように勧めること」を意味する「誘う」に敬意を示す接頭辞の「お」が付けられた言葉です。
そこに「合せる」が付けられた「誘い合わせる」で、「お互いに誘って一緒に行動する」すなわち、「お互いに一緒に行動するように勧めあったり、相談すること」と言った意味になります。
最後の「〜の上」は一般的な空間的な位置を示す言葉として使われているのではなく、ここでは「その上で」と言った意味で、接続詞的に使われている言葉です。
したがって、「お誘い合わせの上」は「お互いに一緒に行動するように勧めあったり、相談しあって」と言った意味の丁寧な表現となります。
「お誘い合わせの上」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お誘い合わせの上」のフレーズは、会社が記念パーティーやイベントを催す際の案内状の末尾で、「お誘いあわせの上、ご参加いただきますようご案内申し上げます」との文章でよく使われます。
また、飲食店や物販店が催しを行う際の案内状や、ホームページでの告知文でもよく使われます。
少しでも多くの人の参加や来店をお願いするための定型表現と言えます。
もちろん、このフレーズが使われた案内状を受け取ったからと言って、誘う相手がいなくて、一人で参加しても何の問題もありません。
このフレーズはあくまで多くの人を集客する際に用いられる定型表現であり、実際に誘い合って2,3人で参加しても、逆に一人で参加しても、一般的には問題ないと言えます。
「お誘い合わせの上」を使った例文
・『弊社創業記念パーティーに、お誘い合わせの上ご参加いただけますようお願い申し上げます』
・『歳末セールを開催します。お誘い合わせの上ご来店いただきますようご案内い申し上げます』
・『弊店は次週リニューアルオープンいたします。皆様お誘い合せの上、多数来店いただきますようお待ち申し上げております』
「お誘い合わせの上」の類語や言い換え
「お誘い合わせの上」のフレーズと同様に、パーティーやイベント等の案内状や告知文で使える集客表現としては、「是非ご参加いただけますよう」や「万障お繰り合わせの上」や「奮ってご参加の程」等が、よく使われます。
まとめ
「お誘い合わせの上」は「お互いに一緒に行動するように勧めあったり、相談しあって」と言った意味の丁寧な表現です。
パーティーや各種イベントの案内状やホームページでの告知文で定型的に使われるフレーズです。