使い方が難しい敬語があると、使用方法に迷ってしまうものです。
「くれぐれもお身体おいといください」の適切な用い方と、類似表現を調べていきましょう。
「くれぐれもお身体おいといください」とは?
この場合の「くれぐれも」とは、相手に送る優しさを示しています。
また「お身体」とは、体のこと。
そして「おいといください」は「大切にしてください」と同じような訳があり、自分の体を労わるようにお伝えする言い回しです。
そのため「くれぐれもお身体おいといください」で先方の体調面を気遣うフレーズになっています。
「くれぐれもお身体おいといください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
業務連絡のみのコミュニケーションを取っていると、何となくギスギスとした空気になってしまうもの。
日々のやり取りに小さな愛を付け加えられるのが「くれぐれもお身体おいといください」にあたります。
例えば桜の季節がやってきて、配置換えで気忙しくなっているとき。
あるいは新入社員の研修で、お疲れが出そうなとき。
このような時は体調を気遣う「くれぐれもお身体おいといください」を加えて、思いやりのある文にしていきましょう。
また「くれぐれもお身体おいといください」の「おいといください」は「お厭いください」と漢字に直すこともできますが、こちらは難読漢字のひとつ。
平仮名にする方がやわらかく仕上がります。
小さな気遣いを加えていきましょう。
「くれぐれもお身体おいといください」を使った例文
・『変化の多い春の季節、くれぐれもお身体おいといください』
・『寒暖差がはげしい春、くれぐれもお身体おいといください』
「くれぐれもお身体おいといください」の類語や言い替え
似ている言い方に「くれぐれもよろしくお伝えください」があります。
この場にいない方に「よろしくお伝えくださいね」とご挨拶する言い回しです。
相手の方のご家族、上司を気遣う言い方です。
また言い替えに「どうぞご自愛ください」があります。
まとめ
「くれぐれもお身体おいといください」を解説しました。
「おいとい」にまつわる表現を正しくマスターして、できる社会人を目指していきましょう。